自然木のデスク
W1100×D600×H700
材質:りょうぶ、タモ集成材
塗装:天然オイル、ワックス
自然木のチェア2
W400×D450×H750 SH380
材質:りょうぶ、さくら
塗装:天然オイル、ワックス
ストーリー
以前、自然木のチェアを注文してくれた「畑の学級長」から、もう一脚椅子を作って欲しいと頼まれた。
そしてさらに、その椅子にあう勉強机も。
僕はまた畑の学級長といっしょに、山小屋へ向かった。
床板の下には間伐した雑木が積み上げられていた。
畑の学級長の家は三人姉妹。子どもの成長にともない、子供部屋の家具も必要性が変わっていく。
一人のためにプレゼントとして作った椅子も、もう一人のためにも作り、そして、二人がならんで勉強できる机もお揃いで欲しい。
それはもちろん畑の学級長の趣味で自然木、いやいやそれが、この子どもたち、なかなかのつわものなのだ。
親に負けずアウトドア派で、女の子とはいえ、昆虫、は虫類、平気で手づかみ、名前もよく知ってるし、植物にも詳しい。
なんの抵抗もなく自然の中で元気に遊ぶ子どもたちなのだ。
僕も初めて会った時は感動した。この時代にこんなふうに育てることもできるのだと。
春の田んぼや小川、夏の野山でいつまででも遊ぶことができる彼女達なら、いつでも里山の森の中にいるようなデスクとチェアは、何の違和感もなく受け入れられるだろう。
ひょいとひっかけられたランドセルがそれを物語っているよう。
天板は実用性を考えて集成材にしたが、今にも歩き出しそうなこの家具たち、いつまでも彼女達のそばにいて、いつか彼女達の夢を叶える机と椅子になってほしい。