SIGN カホン-V
W300 D300 H470 響き線内蔵 38,000円
材質を選べるセミオーダー。SIGNがお勧めする無垢板カホンです。
(写真のモデルはバーチボディー+ブナミディアムトップです)
ボディーの材質は、中、高音の音質を左右し、堅さの違いによって音の立ち上がりが変わります。
樹種は現在3種類ですがいろいろ試していこうと思っています。御希望の樹種があればお問い合わせ下さい。
バーチ
桜より堅く、メイプルより軽い。柔らかい手触りとシンプルな木目、着色せずにそのままでも白い材です。バーチ材は比較的柔らかい材ですから、音に丸みがあり、よく振動するので独特の残響音が特徴の材です。音域は意外と広いです。
メイプル
堅く、重く、箱自体の鳴りは最高ですが、音域は高音寄りです。やさしい見た目に反して音の立ち上がりはパワフル。クリアーな音。スタジオ向きかもしれません。
オーク
メイプルと同じく堅い素材ですが、図太い音がします。メイプルの高音に中音の音域を足したような感じです。木目はワイルドですが、色が新しいうちはあまりきれいではなく、着色向き。写 真はブラウンのカラーオイルで着色しました。着色はプラス3,000円です。御希望の色を御相談下さい。
さくら
メープルやオークと比較すると柔らかく、軽い素材です。といってもシナや針葉樹に比べれば断然堅いのですが。音に丸みがあり、箱の鳴りは中低音側。木目がおとなしく、色は新しいうちはほんとに桜色で、使い込む程に茶色に変色していきます。
カホンの音質は、トップ(打面)に大きく左右されます。
注文の際、あなたの叩き方や、好みの音を教えて下さい。ハードに叩く人と、ソフトに叩く人とではトップの厚みは異なります。早いリズムで手かずの多い人は堅い打面 が好きかもしれません。ドラムやジャンベをやってきた人は、カホンの音域の狭さが気になるかもしれません。高音重視、低音重視、スネアサウンド、音のキレ、ダイナミクス。それらを大きく左右するのがトップなのです。
トップの堅さをおおまかに3段階にわけると、
- ハード 高音重視、アタック音強め、ピッチの早いリズム、強く叩く傾向のある人向き、スネアサウンドひかえめ、箱の鳴りがよく聞こえる、スタジオ向き
- ミディアム 音域重視、適度な高音、そこそこ低音、立ち上がりのいいアタック音、 コントローラブルでオールマイティー、SIGNおすすめの音質としてはこれ
- ソフト 低音重視、アタック音弱め、スネアサウンドが派手、高音は出にくい、ソフトタッチでも鳴るのでピアニッシモが出せる
見た目など、突き板の樹種によって
[ブナ]
[スプルース]
[メイプル]
[バーチ/ブラウン着色]
ブナ、スプルース、メイプル、バーチ(着色)など、ボディーとの組み合わせで考えます。
やはり、メイプルは堅く、ブナはその次に、
バーチは少し軟らかめですが、 ハードのトップにあわせるなど多少ブレンド効果も考えます。
スプルースはギターにも使用される材なので見た目がアコギっぽい。
実際、コンマ数ミリの突き板ですから、 貼るか貼らないかが一番大きな問題です。
堅さは心材の材質によって変わります。
作例(ここまでの話を読んだ方、音を想像してみて下さい。)
サンプル音源はありません。どの状況で一番よく鳴るかはその状況で聞くしか無いのです。