あなたと、あなたをとりまく環境を
肖像画を描くように、一つの家具で 描き出す作業
それが、僕が考える オーダーメイド家具の製作です
SIGNのポリシー、オーダーメイド家具の魅力
新年最初の仕事、階段シェルフを納品してきた。
SIGNのご近所からの注文で、熱帯魚屋さんの倉庫のロフトへ上がる階段も兼ねた家具。
しかし設置してから少し気になるところがあって、一部作り直させていただくことにした。
今年はいったいどんな年になるのだろうか。
5月あたりに初めての個展を大阪ですることになりそうだし、また講師の話も年度末に向けて大詰めだ。
某大学に送った経歴書、書類審査の結果はまだ来ない。専門学校からの返事もまだ。
昨日また奴から電話があり、面接までいったら必ず自分達の名前を使って売り込めと念を押されてしまった。
「これで落ちて一年待つなんて無駄だ」
わかってるよ、ありがとう。
しかし人に判断を任せなければならない苛立ちを早く終わらせたいと、俺だっていつも思っているんだ。
SIGNの新春写真茶話会29「私はあなたに興味があります」
2012 年 1 月 2 日 by SIGN
SIGNの新春写真茶話会29を開催します。
1月はとばそうかと思いましたが、新春と言いたいばっかりに開催することにしました。
1月28日(土)
11:00〜12:00 カメラ茶話会(無料)
13:00〜17:00 表現講座(参加費2,000円、定員7名)
午前はカメラ茶話会となっていますが、表現講座の希望者が多い時は午前にも振り分けたいと思います。
カメラ茶話会は、カメラ自慢、腕自慢、裏技自慢など意外と技術が身につくかも。
作品そっちのけでカメラの話で盛り上がりましょう。
初心者の方にも、カメラに関する疑問質問相談に答えます。
写真茶話会ってなに?という方は「教室のご案内」をごらんください。
お問い合わせ、参加予約はメールにてお願いします。sign@norioyuasa.comまで。
※その際、午前(カメラ茶話会)か午後(表現講座)どちらを希望されるか明記してください。どちらとも受講することもできます。
Salt & Uribossa ニューアルバム『約束の場所へ』
2011 年 12 月 28 日 by SIGN
昨日Saltさんが出来上がったばかりのCDを持ってきてくださった。
またいい曲ばっかり、きっと湯浅君はどの曲が好き?とか聞かれるんだろうけど17曲どれもすてきで。
Uribossaさんのデザインしたジャケットもかなりいい感じ。
僕の撮った写真をふんだんに使ってくださって嬉しいし、なんと僕(をイメージしたシルエットと勝手に解釈)も小さく二人と並んで見える。閉じても開いても。
なんだか、いい感じ。
詳しくはこちらで、購入もできます。mottosrecoads
クリスマスプレゼント
2011 年 12 月 26 日 by SIGN
図面を二つ仕上げた。新作のテーブルと階段シェルフ。
何ヶ月もかかってデザインするテーブルもあれば、注文が入ってすぐ製作のものもある。
階段シェルフはSIGNのご近所の方からの注文だった。
熱帯魚屋さんを趣味で営むその方の倉庫に、ロフトへ上がるための階段を兼ねた収納家具。
年末になってちょっと忙しくなってきた。
今日は午前中に以前からうちで木工教室をしたいと言っていた女性が来られ、いよいよスタートすることになった。
今日は図面を書いてもらった。
図面ばかりが重なったここ数日。今何かを計画し準備をする時期なのかもしれない。
とすれば、どれかを製作し始めるといろいろ動き出すということかもしれない。
そんな期待を込めたジンクスのような発想がこの世界に通用するのなら。
今日久しぶりに履歴書を書き、証明写真を撮った。簡単な企画書も書いた。
こんなことするの何年ぶりだろう。あれは予想外の展開だったけど、やっぱりやろうと思ったことはやることにした。
すべて来年へ向けての何がしかの投げかけ。
気が付けば今年はあがいた挙げ句、いろんなところに投げていた。
問いかけ。答えを待つ。
久しぶりに見た自分の顔はちょっとくたびれていて、これが今年の顔だなと思った。
静かに年が越せそうだ。
無茶にも感じられるつなぎかた
2011 年 12 月 20 日 by SIGN
今自分の身に何が起こっているのか、混乱してわからなくなっている。
今日、昼飯にいつものインスタントラーメンにキムチと冷やご飯をぶち込んでかき込んでいる時に、最近茶話会に参加してくれているカリーナから電話がかかってきた。
その時彼女は写真館に撮影に来ていて、そこの方と僕の話になったらしく、その方が僕に興味を持たれたとかで電話を代わっていいかと言う。
僕はてっきり茶話会に興味を持たれたのかと思い、いきなりのことに戸惑いながらもどうぞと代わってもらった。
その女性はカリーナに話を聞いてこのホームページを見たそうだ。挨拶からいくつか言葉を交わした後、写真から木工へ、その意外な転向について質問された。
それについて答えた後その女性は、僕の経歴から大阪芸大写真学科卒というところを見て、知り合いに大阪芸大の先生がいるのだと言われた。
どなたとお知り合いなんですかと聞くと、今は退職された南村先生だと言うのだ。
僕の恩師だった。
驚いてそのことを打ち明けると、向こうも驚かれていた。現在も頻繁に会い親しくしておられるという。
僕はと言えば、学生時代から卒業後もずっとお世話になりながら、紹介をしていただいた写真教育へのきっかけとなる専門学校の仕事も辞めてしまい、申し訳なくて連絡を取れなくなっていた。
予想だにしないタイミングであり、先生の名前を聞くだけで、ぐっと胸が締め付けられるようだった。
「彼等が私の作品です」という先生の言葉を、その後僕は教員としての信条としていた。
またその女性は木工家にも親しい知り合いがいて、木津の方で…と言うので「米田さんですか?」と聞くとびっくりされた。まさにそのとおりだったのだ。
The Workman’s Handsの米田さんとは家族ぐるみの古いお付き合いなんだそうだ。
僕が奈良に来て知り合った木工家の大先輩で、ハーレーが好きというので意気投合し、度々一緒にツーリングに行ったり、お仕事を手伝わせていただいたりした、憧れの人だった。
その女性のご主人が撮影されたという米田さんのポートレート写真を僕は見せてもらったことがあった。その時こんなことになるとは思いもせず。
そして米田さんともここ数年連絡を取っていなかった。
二人とも、分野は違えど僕が大好きな大先輩たちで、お世話になっていながら良い報告ができない自分を情けなく思って連絡していなかった人で、その二人をよく知っている知らない女性と初対面のくせにいきなり僕に紹介したカリーナは何も知らなかった。
これが写真と木工の融合の予告なのだろうか。この年の瀬に。
奥様は魔女だったのです
2011 年 12 月 19 日 by SIGN
こないだ打ち合わせに行ってきたテーブルのデザインを考えている。
いろいろ迷われて結局材はナラに落ち付いた。
打ち合わせでお話ししたことをメモを見ながら振り返ってみる。
メールでは材質や寸法、好みのデザインに話題は終始したが、お会いして様々な身の回りのお話を聞くと途端に形がリアリティーを持ったイメージとして浮かび上がってくる。
不思議な時間。
ここですぐにスケッチに段階を進めず、もう少し頭の中で回していたい。
その後送られてきたメールには、今までのメールにはなかった体温があきらかに感じられた。
こちらから求めたわけではないのに、それこそ身の回りの話題が楽しげに語られていた。
大げさかもしれないが、デザインする者からするとその変化はこれまで3ヶ月のメールでの打ち合わせがひっくり返るような出来事だ。
寸法と構造がほぼ決まっていて、これは早いぞ、と思ったら。やっぱり。
材料を見ながらイメージを膨らまそうと、数枚の板を材木置き場から引っ張り出してきて機械の上に並べてみた。
山から吹く風が空で唸っている。工場の冷えた空気を窓から差す光がその場所だけ温めている。
行く先々で、写真の話もいいらしい
2011 年 12 月 13 日 by SIGN
今日は西宮までテーブルの打ち合わせに行ってきた。9月からずっとメールでやり取りをしていた方のお宅へ。
3ヶ月もかかって打ち合わせ?SIGNではよくあることである。
メールではかなり家具について、材やデザインについて調べておられて、いつも圧倒される情報量で驚かされていた。すごく家具がお好きなんだなあと感じていた。
そんな方にSIGNを選んでいただけるなんてありがたい。
うちの高さの変わるガラステーブルやオリジナルスツールのデザインを気に入っていただけたようだった。
打ち合わせで直接会ってお話しさせていただくことは、何通のメールよりも理解が深まる。
その反面、その方の人柄や周辺の情報が見えてきて悩むこともある。
善し悪しだけどやっぱりそんな作り方のほうがSIGNらしいのかな。
今日の方も実際にお会いするとメールでは書かれなかった面白い一面(多面?)の持ち主だった。
テーブルの打ち合わせのはずが、つい色んな話を聞かせていただいた。
学生時代、美術や写真について勉強をされた方だった。短い時間だったがそっちの話のほうが盛り上がってたかも。
何をしに行ってるやら。
今いくつかの仕事が同時進行中だけど、進行状況からするとこれが一番早いかな。
だいじょうぶ、のどぼとけ
2011 年 12 月 12 日 by SIGN
川名洋行のadam’s apple『のどぼとけ』という曲に、昨日感じた疑問に対する答えがあった。
そのパーティーにおいては誰ももう口にしない清算済みの問題に対し、一番肝心な本人たちの素直な心の声は本人さえも触れてはいけないものとなり、しかし一番大切で最も純粋な記憶の集積はどこかにその居場所を求めていたんだと思う。
それを理解しながら、お互いの今が最良であると肯定しようとする彼等の想いが、どこか痛々しかった。
僕も、誰もがそれを感じながら、それが思い過ごしであると信じたかった。
そしてそれは、直接語られるのではなくそれを答えと受け止められる人に限定し届けられる形としておくことを二人は選んだのかもしれない。
会場の外に出てから、偶然居合わせたように駐車場で彼からその手作り感満載のシングルCDを手渡された。
カップリングの曲で「war(戦争)はイヤ(no)」と彼は歌っていた。
そのパーティーの前に彼が、桑名市で彼女と彼と僕とが会うのは2度目であることを感慨深いと強調して言ったのは、やはり誰かに伝わって欲しかったのではないかと思った。
大丈夫、当分SIGNではこの歌が流れていると思うから。
最近の僕に会った人は、僕のぼさぼさの髪型を見て長髪にしたいんだろうかと思ったかもしれない。
でもけっしてそんなことはない。
不精なのもあるかもしれないけど、散髪をする金がないのが一番の理由。なさけない。
しかしもう気分的に限界で鬱陶しくて帽子をかぶらなければ作業もできなくなってきてどうしようかと思ったら、ひとつ思い当たることがあった。
以前仕事させていただいた美容室あんずさんから依頼されていたことがあった。
そのお店の前に植えられていた杏の木が枯れて処分することになり、風草木の森川君がその木を抜いてうちへ持ってきた。
あんずのオーナーがその木を使って何かを作って欲しいということだった。
抜いたばかりの木だからある程度乾燥しなければならなかったが、洗って風通しの良い日陰で干しておいたにもかかわらず、数カ月過ぎて断面が少しずつひび割れてきていた。
そろそろなんとかしなきゃと思って、何を作ろうかと考えていたところだった。
半分生木のものから作れるもので、この木へのオーナーの想い等を考えると、実用品ではなく何かシンボリックなものがいいような気がした。
お店と同じ名前の木なのだから。
「あんず」は女性の名前であることから、その木から生まれるもの。卵。
当然木は卵を産まないが、世代を継承する命の象徴として卵にした。
もらった幹からはちょうどひとつしか取れなくて、残った細い部分でそれをのせる台を作った。それは木の上の巣をイメージしたものでもあり、地面から生えた腕のようにも見える。
さて、オーナーは気に入ってくれるだろうか。
こいつをぼさぼさ髪のカット代にしてもらうつもり。
今どき物でお願いするってどうよ。
そう、午前中こないだ木工教室をした保育所の子どもたちがSIGNに訪ねてきた。
近くにある公園に散歩に行く途中だったらしく、あの時の子どもたち29人と先生とでどやどやと工場見学。「いっぱいきかいがあるねえ」とか言いながら。
主任の先生も一緒で、あらためて研修のお願いもされてしまった。
来年1月末に保育士の先生30人に積み木パズルを作るやつと例のワークショップのどちらもいっぺんにやることになった。
12月、何か欲しいものある?ゼミ室
2011 年 12 月 5 日 by SIGN
午前中ギャラリーへ作品の搬出をしに行ってきた。
イベントは昨日までだったが、終了後スタッフと出展者で打ち上げがあったので搬出は翌日ということに。
打ち上げでは来年の構想を話し合う時間もあって、やはり話題として3.11のことが出た。
直接どうこうということではなく、それを意識して何かを発信したいというオーナーの想いにみんなが賛同した。
そして、僕は酒の勢いもあってか「来年は写真で」と言い切ってしまった。
どうなるかはまだわからない。
午後から大学へ。
授業は残すところあと5回。今年中に3回。
できればみんな今年中にスツールを組上げるところまで持っていきたい。
それに関して少し不満なところがあって、僕の授業の前に学科長の授業があり、それも椅子を作る授業だそうで、段ボールで作らせているらしい。
学生にとってはどうして椅子ばっかりという声も聞く。
授業のコンセプトは違うとはいえ、効果をもっと考えて欲しいと思う。
学科長の授業の後で出席率はいいものの、教室に入って来る学生に新鮮なものを体験させたいという思いに反し少し飽きた空気が漂い、全体のスピードが落ちている。
一体何で巻き返すか。
一度学科長の授業を見学させてもらおうか。
呼んでくれたらまた話しにくるよ
2011 年 12 月 2 日 by SIGN
いやあ、楽しかったなあ。もっと時間がほしかった。
担任の先生は大変だろうとは思うけど、幼児と違って会話が成立する分かけひきがあって面白いなあ。
出来上がった作品も予想を超える力作ばかり。このまま展覧会できそう。
最初に少し木について話をさせていただいた。
それについて、一人の女の子が授業の終わりに僕に苦情を言ってきた。
「先生の声聞いてたら眠くなってしまったやんか」
苦情のような、気に入られたような。
くうー、やばいなあ。
そっちへ行ってもいいか
2011 年 12 月 1 日 by SIGN
明日の木工教室の準備をしていたら意外な来客があった。
今では東京を拠点に活躍中の写真家である奴だが神戸で仕事があり、明日まで関西にいるということでふらっと訪ねてきたのだ。
久しぶりに会ったので話すことは尽きなかったが、来たのが夕方近くだったのであっという間に時間が過ぎてしまった。
「説教先生、説教されに来たのに」と憎らしいことを言いやがる。
話題が最初はお互いの近況報告だったのが、いつの間にやら僕が奴に助言される立場になっていて、別れ際の最後の一言はなんだか逆に説教されるようなことになってしまった。
その一言は励ましにも聞こえ、そして教え子に説教されるのも悪くないなと思ったり。
今度の茶話会に来るとか来ないとか。
修理で預けていた自転車が生まれ変わって昨日戻ってきた。
今日は暖かくて、仕事の合間を見て近所をポタリングしてきた。
この地区に出来る新しいゴミ処理施設の前まで。この近くにお気に入りの樹間ドームがある。
この自転車は貰い物で、それまで乗っていたマウンテンバイクが盗難に遭い、それを知った当時の教え子から譲り受けたものだった。
少しの間通勤などで愛用していたが、仕事が変わったり引越して環境が変わったりして、いつからか乗らなくなっていた。
乗り物はやはり乗らなければ次第に調子が悪くなるもので、いつか直そうと思っていたところ、そのタイミングがやってきたのだった。
3年前、僕の家具の兄弟子にあたる人が、家業の自転車屋を継ぐために木工界から去ることになった。
その時は少し寂しかったけど、家業を継ぐということ、自転車に対する気持ちなどを語る兄弟子の表情は明るく、ああそれで良かったんだなと僕も素直に応援したかった。
そして話の流れで放置してあったこの自転車をいつか直して欲しいと頼んでいたのだ。
兄弟子も勉強のために是非と引き受けてくれた。
それから2年近くかかって自転車は、旧式ながらオーダーフレームのバリバリロードレーサーから、軽快な街乗りスポーツへと変化して帰ってきたのだ。
以前と変わらない兄弟子の愛車ポーターキャブに乗せられて。
ひと通り修理の説明をしてくれた後あの頃の話になり、辞める前後の話もしてくれた。
仕事を始めてちょうど今の僕と同じ頃、同じように悩んでいたと、重なる事が多いと。
しかし自分にはそこで転機が訪れたのだと。
「お前がんばれ」という言葉に、どんな意味を見出そう。
今日は金曜日の小学校での木工教室のための材料を準備した。
52人分という量が予想できない。しかし多すぎても子どもたちが迷いそうだし。
それでも明日もう少し足そうと思う。
昨日はポケットマルシェというイベントのお手伝いをしに行ってきた。
出店ではなく、主催者の方と知り合いなのでスタッフとして狩り出されたという感じ。
バイト代はいただいたけど。
いつの間にやらでかいイベントになっている。一度応募をしたことがあったけど、審査で落とされた。その理由はこういったイベントの経験と販売力。
確かにあの雰囲気はできる人にしか無理だろうな。相手は何万人もの買い物客なんだから。
僕にはあそこで売るものを考え付かない。
朝4時に家を出て会場準備のお手伝いと、オープンしてからの販売員としてのお手伝いでくたくたになり。
今日はギャラリーら・しいで午前中在廊して午後から大学で授業だった。
それぞれのチャンネル切り替えが甘くなっていて、授業では「お前ら!聞かなわからんぞ」、と私語する学生にどなっていた。
わからないからものさしをあてる
2011 年 11 月 26 日 by SIGN
今日はイベント初日、朝から少しギャラリーをのぞきに行って、午後からSIGNに新しいお客さんが訪ねて来られる日だった。
その女性は京都にお住まいでお仕事は、システムエンジニア?というのだろうか少しお聞きしただけでは僕には想像できない業種の方だった。
テーブルのご注文なのだが、さすがSIGNを選んでくださっただけあって。
いやこれはただ僕が話を難しくしているだけなのかもしれない。
でも描かれることを望んで来られたのだからそれに応えたい。
僕のような「オーダーメイドを続けてください」と、お客さんに諭されてしまった。
その言葉には包容力のようなものが。
マグダラのマリアの像に会いにルーブルまで行ったことのある方だった。
平和な2オクターブ、それ以上は
2011 年 11 月 25 日 by SIGN
早速ひとつ作ってみた。
作りは単純だけど、いい音を出すのは意外とシビアだということがわかった。
面白いなあ。
これはいつぞやの感覚と似ている。
量産品でも結構いい音が出ているし、それを超えるには何が必要だろうか。
4オクターブ出るやつもあるとかで、まずはそれを目指すのか。
でもどうすんの、カホンと違ってかなりマニアックなんだけど。
丸山さんにとって偶然じゃないこと
2011 年 11 月 24 日 by SIGN
今日、僕が大好きな旅の音楽家・丸山祐一郎さんとはるこさんが奈良でライブをされたので行ってきた。
場所は最初SIGNがあった田原本にあるカフェ・アルコ。
そこに向かう途中で家具屋を辞めた弟弟子から電話が入り、なんとアルコの近くにいるというので、ライブにおいでと誘った。
多分これも偶然じゃない。
丸山さんと会うのは久しぶりだった。丸山さんだけでなく昔なじみが集まって、まるで同窓会のようなライブだった。
丸山さんが東北の震災後被災地を巡り歩いて演奏をされた話などを聞きながら、かつて新潟の震災の時にボランティアで活動したメンバーと一緒に懐かしい歌を歌い、あの頃のことを少し思い出した。
丸山さんに、今度イベントのワークショップ用に準備した積み木パズルの材料1個分を組み立ててプレゼントに持って行った。
丸山さんと一緒にこれから旅をして、またどこかで誰かの手に渡っていくのかもしれない。そのパズルのお返しに「鼻笛」なるものを貰った。三重県の大工さんが作ったヒノキでできた不思議な笛。
すごく面白いのでSIGNでも作ってみようか、これのワークショップはできないかなどと考える。
人と人とのつながりを、こんなにも簡単にしかもやさしくできてしまう人がそばにいるなら、この世界は誰にとっても愛おしいものになる。そう思う。
のんびりやはファーストフード好き
2011 年 11 月 20 日 by SIGN
「當麻の里あーとの時間」の打ち合わせでギャラリーら・しいへ行ってきた。
出展者の方々スタッフの方々との顔合わせでもあった。
人とのつながりは、どこでどうなっていくか分からない。ましてやこんな初対面では。
人付き合いとかあまり得意な方ではないので、初対面ではじーっと様子をうかがうことが多い。
帰ってから知り合いの小学校の先生からメールが入る。
保育所でやったあの木工教室を学校でやってほしいと。
その先生のクラスとその隣のクラスの先生にまで声をかけて、5年生の2クラスでやることに。しかも今週か来週に。
内容はやっぱり小学生用に立て直さないといけないし。こりゃ大変だ。
すごい話の展開の早さ。
僕にないスピード感はまわりの人が受け持ってくれているようだ。
SIGNの写真茶話会28「告白」
2011 年 11 月 18 日 by SIGN
SIGNの写真茶話会28を開催します。
今年最後の茶話会です。薪ストーブ始動にそなえて薪割りをしました。
12月3日(土)
11:00〜12:00 カメラ茶話会(無料)
13:00〜17:00 表現講座(参加費2,000円、定員7名)
午前はカメラ茶話会となっていますが、表現講座の希望者が多い時は午前にも振り分けたいと思います。
カメラ茶話会は、カメラ自慢、腕自慢、裏技自慢など意外と技術が身につくかも。
作品そっちのけでカメラの話で盛り上がりましょう。
初心者の方にも、カメラに関する疑問質問相談に答えます。
写真茶話会ってなに?という方は「教室のご案内」をごらんください。
お問い合わせ、参加予約はメールにてお願いします。sign@norioyuasa.comまで。
※その際、午前(カメラ茶話会)か午後(表現講座)どちらを希望されるか明記してください。どちらとも受講することもできます。
當麻の里アートの時間
2011 年 11 月 17 日 by SIGN
ミッション終了、その後に
2011 年 11 月 11 日 by SIGN
SIGNの近くにある保育所での木工教室、今日は2日め、4歳児クラスだった。
昨日の5歳児クラスの反省もふまえ、最初の導入を簡潔にさらに作業の実演も交えて話をした。
すると子どもたちは、目の前で木片が動物に変わっていく様子に見入り、何ができるのか当てようと口々に動物の名前が出て来る。
木工用ボンドを使った接着法もそのサンプル完成までに何度も実演できるので、よく飲み込めたようだった。
そんな作戦がよかったのか、それとも5歳児より4歳児の方が集中力があるのか、人数が多かったのにみんなが最後まで飽きずに取り組むことができた。
全体的に大きなものを作ろうとする子より、細部の作り込みに熱中する子が多かった。
この違いは本当に不思議。予想以上に今日の方がやりやすかったのだ。
この二日間すごく僕も勉強になった。いい経験をさせてもらった。しかしなんでこんなことになったんだっけ、あ、そうかそうか。
授業が終わって片づけをしている時に、他のクラスの先生が教室を覗かれて「私もやりたい」と言われた。てっきりその先生のクラスでもやりたいという意味かと思ったらそうではなく、その先生自身のことだった。
市の保育士の先生が集まって研修みたいなことを定期的にやっておられるらしく、そこでやって欲しいという。また先生相手に?
んーなんだかおかしなことになりそうだぞ。
面白いこと?いやいや、おかしなこと。
今日は保育所での木工教室1日目。5歳児のクラスだった。
とにかく感想としては、彼等は貪欲で甘えん坊で予想が付かないということ。
保育士の先生はほんとに偉いなあと思った。
用意していった導入の話は「木のお話」。クヌギの丸太を持っていって実際に触れさせ、樹皮の手触りや重さを体験させたりした。
そこから今回の材料となる木片に至るまでの壮大な木の話をするつもりが…
朝からママが恋しくてずっとしょんぼりしている子がいるかと思えば、座る席順でけんかが始まり泣き出す女の子、僕に隣に来て座れとなついてくる子がいたりして、いったいどこでそんな話を始めれば良いのか、どの問題を解決すれば授業が始められるのか軽くパニックだった。
しかも彼等の時間のタイムリミットは短く、ころころと気分が変わる。
こんな集団を相手にしかも短時間にいろんなケアをしつつ教育できる保育士の先生はすごいと思った。
でもまあ始まってみればみんな楽しそうに集中してできたし、いくつも作品を作る子や、最初から最後までかかって大作に挑む子もいたりして、結果を見ればやはりこの年代の子どもの自由で多種多様な造形は面白い。
しかし、開始から1時間後。
大きさごと、形ごとに分けて段ボールに入れていた材料は、いつの間にやら女の子たちによってお店屋さんごっこのショーウインドーと化し「いらっしゃいませー、丸いのいかがですかー」と呼びかけられたり。
また使う予定のなかったサンドペーパーを見つけた子が床でごりごり木片の角を削りだし、それがブームになってみんながごりごりし始めて「どうやったら丸くなるんかなあ」とか言ってる。
そのなかでも一心不乱に作り続ける子もいたり。
これが人間として普通だとしたら、学校ってのはまた大変なところだよなあ。
さあ、やつらの手口はわかったので明日の対策を考えよう。