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SIGNのポリシー、オーダーメイド家具の魅力

あなたと、あなたをとりまく環境を
肖像画を描くように、一つの家具で 描き出す作業
それが、僕が考える オーダーメイド家具の製作です

一生の愛の料理に


いよいよイベントは明後日。追い込みで木製ターナー(料理用ヘラ)を時間いっぱい作ることにした。
材はメイプルとウォルナットとブラックチェリーとナラと鬼グルミ。
ナラとウォルナットはお馴染みの材で、メイプルはこないだ使ってからのお気に入り。だけど硬くて削る時間は倍かかる。
そして今回初めて使う鬼グルミは意外だった。同じクルミの木だと思ったらウォルナットとはぜんぜん性質が違った。ウォルナットより加工しやすく、何より仕上がりの軽さはチタンか?と思わせるほど。
うちの木製ターナーは削り出しなので見た目はごろっと重そうに見えるのだが、この鬼グルミは持ってみるとその見た目を裏切る軽快さなのだ。
炒め物などで振り回すことを考えれば、軽いことはいいことかもしれない。これは発見。
また、削り出しでしかできないヘラ部分の3次元曲面は、かき回すだけでなく「すくう」ことにも配慮した形状。これも板に付いてきた。

結婚祝いや引出物には最高だと思うんだけど、どばっと注文来ないかなあ。


くらげスツールの塗装の一回目が終わった。明日は乾燥させるタイミングで花火のバイトへ行く。
以前木工教室をさせていただいた天理市の小学校で夏祭りがあり、あの子どもたちに見せるために今度は花火おじさんとして学校へ。
あえてそれを知らせるわけではないけど、気付いたら彼等はどう思うのだろう。
よく大人は子どもに「お父さんは仕事何してるの?」「将来どんな仕事がしたい?」なんて聞くけど、子どもたちにしてみれば大人になれば仕事はひとつで、転職したり掛け持ちしたりなんて想像もしないんだろう。
「お父さんは○○です」と言えたほうが心理的にも安定するだろうし、問いかけた大人もその子に対する不安を抱かなくて済む。

この現場は僕が会社に行かせて欲しいとリクエストした。
木工の湯浅先生ではないけど、気持ちは教室の続き。

おいくつですか


最終脚の先端を丸めるのは手作業。実はこまごまと手間がかかっているくらげスツール。
こうして並べると何か縁起のいい食べ物の様にも見える。
今回の展示会ではさらに安くして販売するつもり。

ぜんぜん遊んでる暇なんてないはずだけど、明日はツーリングだ。
写真茶話会の常連メンバー銀じ郎さんのSRV納車記念ツーリング。ツーリングと言えどガンガン六甲を攻めに行くのだ。
僕の周りでにわかに盛り上がりつつあるバイクブーム。
あの頃と何も変わらない楽しさと、またあの頃とは違った楽しみ方と、あの頃のバイクに乗って、新たな仲間と走り出す。

くらげの二重生活


あまり代わり映えのしない写真だが、少しずつ数は増えていっている。
バイトをしながらなので作品制作もなかなか進まない。今年も花火の打ち上げのバイトをしている。
ご近所に住む花火師の知り合いから誘われて去年からこのシーズンだけ手伝わせてもらっているのだ。
経済的にはバイトをする必要があるとはいえ、めったにできることではなく、やりたくてもなかなか出会う機会もない仕事。
しかしその世界に入ってしまえばその世界なりの安定した機構というものがあり、国内においてはほとんどの花火大会は数社によってまかなわれている。地方にある小規模の会社は地元の花火大会や大手の現地サポートに入ったりして動き回り、人を喜ばせる興行を行っているというよりも、この日本の夏という戦場をどのように攻略するかみたいな印象を受けた。
2年目にして僕は階級が上がり、煙火消費保安手帳(免許証みたいなもの)をもらい、赤い腕章をつけて作業をしている。

それにしても僕は木工の道に入ってから、いろんな世界をのぞかせてもらっている。
自分としては何か一筋の生き方をしたいと思っているのに、オーダーで家具を作るごとに、またその他においてもいろんな人の世界を見てそして体験することになってしまう。知りたいと望んでいるわけでもないし、何でも屋なんてしたくないのに。
そしてどれもがお試しセットみたいな一過性のものばかり。ただ見よ、と言わんばかりの。
これがいったいどんな結果をもたらすのだろうか。なんのためか分かる日が来るのだろうか。
思いに反し、どれかを手に入れてじっと眺め続けることができない。
選択肢には、この夏を乗り切ることしかない。

バイクの先生、木工の学生


くらげの脚を作っていたら、今日おもしろい人が訪ねてきた。
現在は奈良の技術専門校で家具工芸を学ぶ学生で、卒業後は独立して木工家になろうと考えているそうだ。それで情報収集にいろんな家具屋さんを訪ねているみたいだった。
今までに回った先を聞くと僕の知り合いの名前が次々と出てきて、世間は狭いなあ、というより彼の行動力に驚かされる。
僕が彼のような時分には師匠の永田さんのとこしか行かなかったし。
いやそれよりも、彼の前職について聞いてみるとなんと写真関係だと言い、またその頃の趣味はというとバイクでしかもGP250のレーサーだったというのだ。趣味と呼ぶのも失礼なくらい、稼いだ金をすべてそちらに注ぎ込んでいたのでそっちが本分だったのかも。僕のようなただのバイク好きとはレベルが違う。
木工に関する話や質問は多分他でしたほうがためになる話が聞けるだろうし、そういうことにしておいて、もっとバイクの話がしたいなあ。サーキットで走るテクニックなんて聞いてるとゾクゾクする。やばいね。
でやっぱり街乗りや峠で早く走るには2ストの250がいいらしく、もしくは600くらいのスーパースポーツなんだとか。
250の4ストマルチなんて遅くてダメだとか、針テラスにたむろするハーレー軍団大嫌いとか、普段走ってる道が偶然同じだったり。結構話も合うみたい。
しかし、そんな話に夢中になってると「その歳でそんなに速く走らなくてもいいんじゃないですか」なんて言われて、まあそうなんだけどバイクに乗ってる時点で「その歳で」と言われそうなことだし、まあそう言わずにバイクの先生してよね。

肝心の木工の方向性はまだまだわからないし、僕とそれについて趣味が合うかもわからない。彼からすれば僕はたくさん出会った家具屋さんの一人だけど、僕と3つ以上の接点を持つ人というのは珍しく、こちらから見ればちょっと面白い出会いかな。


8月の25日、26日に大阪で開催される「住まい暮らしクラフト展」というイベントに出展することになり、作品を作り始めた。
イベントの主旨から、インスタレーションっぽい企画ものの展示と販売用の小物を考えている。

お盆を過ぎたらくらげにご注意ということで。

いろんな催しもあるようなので、興味のある方はぜひ。

フライヤーおもて
フライヤーうら

最後の木工教室の最後


最後の木工教室が終わった。結局半年くらい通われただろうか。塗装をして出来上がった作品はミシンを置く机。
とにかくこれでひとつ区切りがついた。

木工教室と言いつつ本職なみの工程で個人指導をするという、多分どこもやっていないようなことをしたくて始めたことだったけど、だれもしないことには確かにリスクがあるのは当然で、そんなことをおかまいなしにやってきたことはこの木工教室だけでなく僕の仕事には多すぎた。
それらを少しずつ整理していかなければならない時期がきているんだと思う。

最後の木工教室の受講生となったその女性は、懲りずにまたSIGNへ通いたいという。今度は写真茶話会の受講生として。
あれ、最後じゃなかったのね。

7月17日(火曜日) 13:00〜16:00(定員7名/参加費2,000円)

今回の内容は7/14第34回表現講座と同じテーマ「あなたの立つ位置」です。
今後も月一回第2火曜日あたりで開催したいと思っています。
今まで興味はあるけど土曜日で参加できなかったという方、新しいクラスで「茶話会」始めてみませんか。

参加申し込み、お問い合わせはメールにて。sign@norioyuasa.com

SIGNの写真茶話会についての詳しいことは「教室のご案内」を御覧ください。

お祝いのヘラ


二本とも結婚のお祝いにと作り始めた。
一本は嫁さんの知り合いの女性のため、一本は専門学校教員時代の教え子のために。
一本は依頼があって、一本はあることの代わりに。
材はメイプル。その白さに花嫁をイメージしつつ、それぞれ彼女たちの手のひらを想像して作る。

そして再びめざめよと自分に言いながら。

どこからきたの、お前たち


本のレンタル代だと言って友達がくれたこのバイクたちは、なんと缶コーヒーのおまけ。
缶コーヒーのフタの上に乗るくらいの大きさにここまで作り込むなんて、そんなにバイク好きを喜ばせてどれだけ経済効果があると言うんだろう。はるかにやりすぎている。

すべて所有しているような気分に、しばし酔う。酔わせるというサービス。

再開後、バイク仲間からの反応があってにわかに(ごく一部で)盛り上がっている「motorcycle」。
今日学生時代からの友人から連絡があった。オーストラリア編に出てくる、僕が学生時代に作った自費出版本を見たいと。それは僕が向こうで撮影した写真とノートに書き留めた文章を編集したものだった。
その本はすでに完売していて、今は手もとに2冊あるのみ。レンタルするということで取りに来てもらった。
話の中で随分思わせぶりな書き方をしていたので見たくなるのは当然だと思うし、またオーストラリア編を読んだ後に見れば面白いかもしれないと思い、番外編としてダイジェスト判をアップすることにした。
その昔、本を買ってくれた人がもし本編を読むことがあれば、本の背景が見えてくるのも面白い。

その友人とはもともとバイクつながりなので、会えばバイクの話が尽きない。でも彼は今乗っていないので僕に会うと悶々とするみたい。僕よりバイクに詳しくて多分僕より乗るのが上手いから。
彼が遊びに来るというと最近は、仕事の手を止めバイクをいじりながら待つようにしているから。

SIGNの写真茶話会34を開催します。今回午前のプログラムはありません。

7月14日(土)

13:00〜17:00 表現講座(参加費2,000円、定員7名)

表現講座はその回のテーマに沿ったワークショップと合評による個人の作品指導です。普段撮影された写真をプリントでお持ちください。どんな写真でも何枚でもかまいません。
作品を作ることに技術のレベルは問いません。写真茶話会は誰でもいつからでも参加していただけます。
普段撮影しておられる何気ない写真から、素晴らしい作品が生まれることがあります。
その瞬間に立ち会ってみませんか。

参加を希望する方はメールにてお申し込みください。
sign@norioyuasa.com
SIGNの写真茶話会は1回ごとの参加申し込みによるものです。続けて来られても1回のみでも楽しんでいただける内容となっています。
詳しくは「教室のご案内」を御覧ください。

今日は晴れたので


知り合いから頼まれていた「ステージ用のくらげスツール」を作っている。
ちょっとわけあって少し休んでいた。

バイクも乗り換えた。この前に乗っていたハンターカブを売ってその値段で買えるSRXを探して、見つけた。95年式4型の400だけど。
ヤマハのバイクはやっぱり美しいな。技術よりアイデアが先行してデザインされていて、とてもコンセプチュアルなフォルムと機能性は他社にはない車を生み出している。
二輪車って本来バランスをとってまっすぐ走ろうとするものをねじ伏せて曲がるんだから、物理的な力や動作は書き出そうとするとものすごく複雑な乗り物だ。そんな数字に表しきれない「乗り味」みたいなところを人の手によってテストし調整して作り上げていくんだから、完成されたマシンはその存在自体が愛おしい。
僕にとって3台目になるヤマハ。今は少しずつ手を入れて自分のバイクになっていくのが楽しい。


「最後の木工教室」で製作されている作品も完成間近。今日本体の方は天板の取り付けと引き出しを作り、袖机の本棚も仕上げた。
実はこの本棚、キャスターが仕込んであってころころと動く。
次回は塗装をしていよいよ完成だ。

木工教室と言いながら、ここまでの家具を本格的な作り方で作ってもらうのは、受講生にとっては値打ちのあることだと思う。しかし、そういった教え方しかできないのは僕自身の問題かもしれない。
素人相手にもっと簡略化した方法で、ある程度はこちらで考え準備して、安全で効率よくおいしいところだけやってもらうような配慮が本来なら必要なはずで、工場も僕自身もそれに一日集中するという贅沢さは言い換えればそれは僕のやる気の無さなのかもしれない。
「最後の…」の意味は、限界という意味なんだろう。
新たな方法を見出そうとしても、また放棄しようとしても、まだ何らかの役割があるために「最後」と言ってもこれ以上減速することもできない。
自分で決める役割の空しさに気付いているというのに。

知る人ぞ知るマニアックな写真講座としてご好評いただいています「SIGNの写真茶話会」ですが、常連の参加者の方で仕事の都合で土曜日に来れなくなってしまった方がいて、とても残念がっていらっしゃったのでこれを機会に平日クラスを開講することにしました。
内容はとりあえず土曜日のレギュラークラスと同じものでスタートするつもりですが、クラスの雰囲気も見ながら住み分けしていくことも考えています。

まずは第一回めは、

6月12日(火曜日) 13:00〜16:00(定員7名/参加費2,000円)

今回の内容は6/9第33回表現講座と同じテーマ「距離」です。
今後も月一回第2火曜日あたりで開催したいと思っています。
また今後の受講システムも当日発表(みなさんとご相談?)したいと思います。
今まで興味はあるけど土曜日で参加できなかったという方、新しいクラスで「茶話会」始めてみませんか。

参加申し込み、お問い合わせはメールにて。sign@norioyuasa.com

SIGNの写真茶話会についての詳しいことは「教室のご案内」を御覧ください。

SIGNの写真茶話会33「距離」

SIGNの写真茶話会33を開催します。先日6/2とお知らせしましたが6/9に変更しました。
今回は写真にとってとても重要な「距離」についてのお話です。

6月9日(土)

11:00〜12:00 カメラ茶話会(無料)
13:00〜17:00 表現講座(参加費2,000円、定員7名)

午前はカメラ茶話会となっていますが、表現講座の希望者が多い時は午前にも振り分けたいと思います。

カメラ茶話会は、カメラ自慢、腕自慢、裏技自慢など意外と技術が身につくかも。
作品そっちのけでカメラの話で盛り上がりましょう。
初心者の方にも、カメラに関する疑問質問相談に答えます。参加は無料です。

表現講座はその回のテーマに沿ったワークショップと合評による個人の作品指導です。普段撮影された写真をプリントでお持ちください。どんな写真でも何枚でもかまいません。
作品を作ることに技術のレベルは問いません。写真茶話会は誰でもいつからでも参加していただけます。
普段撮影しておられる何気ない写真から、素晴らしい作品が生まれることがあります。
その瞬間に立ち会ってみませんか。

参加を希望する方は午前か午後のどちらに参加されるかを明記して、メールにてお申し込みください。
sign@norioyuasa.com
SIGNの写真茶話会は1回ごとの参加申し込みによるものです。続けて来られても1回のみでも楽しんでいただける内容となっています。
詳しくは「教室のご案内」を御覧ください。


教員時代の教え子が訪ねてくる日と、「最後の木工教室」の日の間に1日隙間ができたので、以前知り合いから頼まれていた子ども用のライティングデスクの修繕をすることにした。
サイズからしてミニチュアなことと、これを依頼したのが僕と同い年の男性で彼が子どもの頃使っていたということだから勝手に子ども用だと解釈したが、大人が文机として床置きで使うこともできるかもしれない。
汚れを洗いながら、また分解できるところはそれをしながら、この家具を作った人に思いをめぐらせる。

職人が作ったにしては仕事が荒く、しかし加工に使われた道具を考えても、場所によって変えてある材質の選択を見ても、まったく知識のないものではない。
見た目にすごく古そうではあるけど、ベニヤ板やラワン材が多く使われていることからも、作られたのは多分40〜50年前。こういう製品が出回っていた時期があるのか、それとも当時なら手先の器用なおじいちゃんが孫のために作ったか、とも考えられる。
そんな時代もあった。僕らが子どもだったころを思い返してみながら。
日用品には今ほど製品のクオリティーは求められず、ライン生産の工業製品と、このライティングデスクのような手の跡が残る仕事が混在していた。
工業製品の高効率化と品質向上とともに消えていく手仕事の多くは、大量生産にはり合って逆に質を落としていったんだと、この時期の家具を見ると思う。残ったものは、効率が悪くても品質を維持し手仕事の特質を生かしたもの。
そんな時代を見てきた僕らは、はたしてそのどちらの流れにいるのだろう。
これを作ったのが彼のおじいちゃんなら、孫は今大出世してますよ、と伝えよう。もちろん向上していく本流のなかで戦ってますよと。

SIGNの写真茶話会32を開催します、が…
今月は茶話会常連メンバー松野氏の企画により春の遠足で、四国にバイクでツーリングに行くことになりました。
参加者は常連メンバーでバイクに乗る人のみで、僕を含め3名で行くことが決定しています。よって一般に参加を募集することはありませんので、あしからず。
開催するという報告のみです。

5月19日(土)-20日(日)
写真茶話会32・春の遠足「distance」(四国バイクツーリング)


来月はちゃんと通常の茶話会をやりますので、参加を希望される方は予定をしておいてください。
SIGNの写真茶話会33「距離」
開催:6月9日(土) 午前の部11:00〜、午後の部13:00〜

第33回の参加予約は本日より受付しますので、希望する方はメールにてお申し込みください。
sign@norioyuasa.com
SIGNの写真茶話会は1回ごとの参加申し込みによるものです。続けて来られても1回のみでも楽しんでいただける内容となっています。
詳しくは「教室のご案内」を御覧ください。

板のような木はない


個展開催のためお待ちいただいていた「最後の木工教室」を再開した。
今日は机の天板のはぎ合わせと、袖机となる本棚の側板をはぎ合わせるという、一日まるまる板ハギをやってもらった。
プレナ—で材料の厚みをそろえ、直角の基準面を作り、ビスケットをいれて接着し、クランプで締めて平面を作りながら固定する。
知らない人にとっては、この板を作る工程は意外なほど手間がかかる仕事に感じるだろう。
板だけではない、角材も丸棒も、僕ら木工家にとってはすべて作るもの。
既製品や規格品を使うことは少ない。
面倒に思われるかもしれないけど、だからこそ自由があるんだと思う。

そんな自由がありながら、既製品のような家具を真似て作るのは本末転倒だけど、それをするのさえ自由といえば自由。
でも、無印みたーいって言われてイラってこなけりゃもう終わりだし、売れないものを必死で作り続けるのも自由。
ほんまかうそか、そんなメッセージが今日の「最後の木工教室」にはあった。

作品一覧/ダイニングカテゴリーに「テーブル『奥様は魔女』」をアップしました。

作品一覧/SIGNのオリジナルカテゴリーに、「くらげスツール」と「ダイニングテーブルSIGN」をアップしました。


展覧会では前日、というか当日の午前1時に着色したため思うように色が染まらず、本来なら着色は2回以上重ねるので、1回では下地くらいのどうにも汚い状態で出すしか仕方なかった。
今さらではない。ちゃんと仕上げて送り出そうと昨日ペーパーをあてて2回目の着色をした。
するとやはり、深みのある深海ブルーに染まったくらげたち。陶炎祭に出品するのはこのふたつだけだけど、去年とはまた違ったくらげに気付く人はいるだろうか。
個展の残りの積み木パズルと木製ターナーといっしょに今日発送した。

関東方面の方で「笠間の陶炎祭」に行く予定の方、「鴨工房」のブースにこいつらはいます。


三日間の個展も無事終わった。何事もなく。
とにかくこの機会を与えてくださった師匠と、応援してくれた友人たちに感謝しなければと思う。

ずっと目標にしてきた個展も、やってみると一体どんな意味があったのかとまた考える。
今回製作期間が少なかったため、作品のバリエーションに乏しくそういったご指摘も多々あったのも確か。
自分でも納得いく個展だったとは言い難い。それは自分がこうありたいという意思表示であるべき、とする個展の定義をどこまで追求できたのか。もしそうであるなら僕は今回の個展のようなスタイルが理想であると公表したことになり、それが不本意でも現在の僕自身の家具との関わり方を露にすることでもあった。
反省ばっかりだ。ちゃんと見てもらえる環境すら演出できなかったのは、出展した作品たちにも申し訳ない。
見に来てくださったみなさんにも。
これじゃあまだスタートにもなってないよ。

笠間の妹夫婦から連絡があり、今年もまた陶炎祭に参加していて、去年くらげを買ってくださったお客さんがまた、今年もあるかと訪ねて来られたらしい。すごく気に入って使われているいうことだった。
そのお客さんには間に合わなかったけど、明日、着色し直した「青いくらげ」を妹に送ろうと思う。イベントの最終三日間くらいは鴨工房のブースに2匹並びます。

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