パーツはここまで仕上げが終わった。明日はやっと本体の組み立てだ。 あと本棚と引き出しがある。ちょっとペースを上げなきゃ。 おっと荷かけフックもあったんだ。
Category Archive for '製作日誌'
手作業でごりごりと削る。予想より時間がかかる作業だった。 だけど全然苦痛はない。やっぱり僕はやすりが摩擦系作業が好きなんだと思う。 少しずつねらった線に追い込んでいく感じ。形として残る本体と、切り離されたように見えてなく […]
ほぞとほぞ穴の加工をし側面の組み立てをした。少し進んだような気がするが、ここからディテールの作り込みをしていくのでまだ序盤だ。 この側面の框組がシンプルな原案からアレンジされた部分で、今回のデザイン上の見どころとなる。シ […]
今日ははぎ合わせてあった天板を仕上げた。平面を出して角のアールを削る。 素地調整の前の水拭きで一瞬この木の本当の色を見せてくれた。明るいきれいなオレンジ色だった。 その間にもほかの部材は少しずつ色が変わっていたようだ。仕 […]
先月末から打ち合わせをしていた勉強机の最終図面ができ、作業に取りかかった。 今日は天板のはぎ合わせと部材の木取りをした。材はブラックチェリー。 ブラックという名前でありながら、削ってすぐの色はピンク色をしている。これが作 […]
スカンジナビアに近いところ
Posted in 製作日誌 on 2月 28th, 2013
2月中に取りかかる約束をしていた勉強机。知り合いの建築家さんからの依頼だ。 以前この方のご自宅にダイニングテーブルを納めさせていただいたことがあり、今回はお子さんが春から小学校ということで作らせていただくことになったのだ […]
写真館のテーブルとスツール
Posted in 製作日誌 on 2月 19th, 2013
この写真館で写真を撮影する時に妨害電波かミノフスキー粒子のようなものが発せられ、いつもの調子が出ない。何を撮っているのか定まらなくなるのだ。不思議な場所だ。何枚か撮った写真を帰ってからパソコンのモニターで見て落胆してしま […]
不安に感じている人を
Posted in 製作日誌 on 2月 18th, 2013
2回目の塗装も終わり明日納品することになった。 今使っている塗料にも慣れてきて使いこなしができるようになり、仕上がりの予想やコントロールができるようになった。塗料一つとっても手に馴染むまでは不安はある、道具であると言える […]
塗装前に焼き印を押した。 今回のスツールは自分でも気に入っている。オーダーメイドでありながらオリジナルに近い感覚だ。 少しずつこういったものづくりができるようにしていきたいと思う。 お客さんのイメージを探りつつそれに応え […]
午前中に昨日削った座面が気になりもう一度削り直した。数値にすれば多分2ミリにもならないだろうけど、少しだけ中央を深くした。 木の座面はもちろんクッションのある椅子に比べて固く感じるので、接触面積による体重の分散に気を使わ […]
座板の裏面ができて次は表面、座る方の加工をした。 あまり極端な彫り込みはせず、緩やかなカーブで削ってみた。このわずかな曲面が座り心地を良くしてくれる。 このままで柾目の縞模様をきれいに見せたいという気持ちもあるが、脚を取 […]
誰の真似をしてるのか
Posted in 製作日誌 on 2月 12th, 2013
写真館に納めるスツールの座板を加工している。例によってヤスリでごりごりと。 材はタモの柾目だから立体的に削ってもきれいな縞模様になる。 手作業で削る贅沢さはあるけど、やはり時間と筋力のいる仕事だ。師匠なら機械を使えと言う […]
スツールの脚が6本できた。これで半分だ。 完成すると一脚4本ずつとなり、それぞれ荷重を支えるために離されるのだから、組み立て前でないとこんなふうに並んだ姿は見られない。当たり前だけど。 同じ形が並んだ姿はきれいだな。 大 […]
形を考えるということは人を考えること
Posted in 製作日誌 on 2月 5th, 2013
写真館のスツールの脚の加工に入った。頭の中でイメージはできているが実際に作りながら微調整をしていくつもり。 この脚も削りながらスケッチの段階よりシャープな感じにしようと思った。 昨日は大学の補習授業で、今年度最後の授業だ […]
写真館スツールの材料を準備した。構造もデザインもシンプルでいくことにして、少し厚めの材から削り出す立体感で勝負。 タモの柾目をはぎ合わせて座板にする。削り込んだ時にきっときれいだと思う。 そして脚の材はテーブルと共通のメ […]
はじまりはフリーハンド
Posted in 製作日誌 on 1月 31st, 2013
月曜日で大学の授業が最終のはずが、なんと課題を完成できたのは2人だけだった。昨年と作業量はほぼ同じで、むしろ作業にできるだけ時間をとるために道具のメンテナンスや授業の始めの僕の無駄話も省略しているというのに、なぜだか今年 […]
そして納品した火鉢の座卓。お客さんから写真が送られてきた。 奥さんの帰りが遅いとのことで、男のヒトリメシ。 僕の手を離れて物語が始まるのだ。それを見ればどんな仕事も結局良かったと思ってしまうのだから、この仕事のやりがいと […]
仕上げの塗装も終わり完成した座卓。下に火鉢を置き直接は接触しないため、真上に上がる熱気の影響は少ないと予想はしたものの、こんなに大きな穴が空いているのに補強もなくコストの関係で反り止めもないというのはちょっと心配。 最初 […]
よし、二日でやっつけたぞ。 一回目の塗装が夕方に間に合い、乾燥中。結局耐水性に関してはゆっくり乾いて浸透しやすいオイルを下地にたっぷり塗り、仕上げに固く仕上がるワックスを塗ることにした。 それでも耐熱とかを考えるとオイル […]
冬の火鉢で差し向い、のつもりが
Posted in 製作日誌 on 1月 22nd, 2013
近所の方からの依頼で座卓を作りはじめた。少し広めの天板の真ん中に火鉢の入る穴をあける。 今日は天板のはぎと、各パーツの木取りをした。 ご希望は変形の天板加工と防水性の高い塗装で、予算の中でどこまでできるか。 とにかくその […]
気に入ってもらえてよかった
Posted in 製作日誌 on 1月 17th, 2013
今日は写真館のカウンターテーブルの納品日だった。現場で組み立て設置をし、その後ご主人と奥さんと3人で椅子を持って来て座りタコ焼きを食べた。駅前に新しくできた店で買って来ていただいたのだ。 そのカウンターテーブルがあるから […]
3回塗り重ねたところで塗装を終えた。さらに磨きをかけてワックスを塗り重ねれば、てかてかと光沢も出せるのだが、メイプルのシルクのような手触りはこれくらいが一番気持ちいい。 あとはお客さんが使いながら磨いているうちに艶が出て […]
冷えた木にゆっくりと染み込ませ
Posted in 製作日誌 on 1月 10th, 2013
塗装の一回目が終わった。もうすぐ完成だ。 昼過ぎに作業が終わり、乾燥の待ち時間ができた。気温も低く乾燥には時間がかかる。仕上がりを考えるとここで焦らず丸一日はおきたい。 明日はさらに磨いて二回目の塗装をする。 昨年内納品 […]