接合部の目違いを削り取り仕上げ磨きをした後、荷重のかかるところに補強のビスを入れた。 椅子やテーブルに比べ部材の幅が広いとは言え脚間のスパンが長く、常に動く人間という荷物を宙に浮かせ続けるというのは未知の荷重だ。 オーダ […]
Category Archive for '製作日誌'
子どもにとってはジャングルジム
Posted in 製作日誌 on 4月 24th, 2013
二段ベッドの前後のパーツを組み立てた。これだけで一点の家具といえるほどパーツと呼ぶにはかなり大きい。 午前中に上段、午後から下段を組み立ててクランプしている間に金物を買いに行ってきた。使用する金物全部を袋に入れて持つと結 […]
一部仕上げで気持ちが逸る
Posted in 製作日誌 on 4月 23rd, 2013
寸法切りした部材の組み立て前に仕上げておかなければならない部分にサンダーをかける。 ペースを上げていきたいのにやはり面積の多さに時間を取られる。 明日から一部組み立てに入るつもりだ。この大きさだからもちろん現場で最終組み […]
勝利はマシンを超えたところにある
Posted in 製作日誌 on 4月 22nd, 2013
厚みの次は幅の加工をする。これもまた今日一日延々こればっか。工場の中は縦引きの切りくずと粉じんでマスクなしでは息もできない状態だった。 幅が広くて長い部材が多いため昇降盤や自動鉋盤が通せず、丸のこと手押し鉋盤を使い加工す […]
隙間がないから始められる
Posted in 製作日誌 on 4月 21st, 2013
二段ベッドの材料をそれぞれの部材の厚みに削ると随分量が減った気がする。 もとの厚みからそれぞれ5〜15ミリ削ったことになるが、両面を平面に削ることで削る前の湾曲や反りもなくなるため積み上げたときの隙間がなくなった。 完成 […]
木が色を変化させても人のことは考えていない
Posted in 製作日誌 on 4月 18th, 2013
材を木取りし基準面を削り出す。手押し鉋盤から出た削りくずがもりもり山のようになった。 とにかく部材ひとつひとつが大きくて数も多いので、すべてが大掛かりで力仕事だ。一点の家具とすれば今までで一番大きなものとなる。 削ってみ […]
昨日の話から一転、材はウォルナットになった。 いつもお世話になっている材木屋さんが問屋さんまで現物を見に行ってくれて「噂ほど悪くはないけどどうする?」と今朝電話があった。 図面も書き直し材積もひろい直した後だったが、この […]
「うっ」は宇宙とウォルナットの「う」
Posted in 製作日誌 on 4月 16th, 2013
もちろん自分で作るんだから、図面をどこまで詳細に書くかは自分で決めること。僕も図面なしで落書きみたいなスケッチからいきなり作ることもある。しかし今回はもう3枚目に突入。 言い過ぎかもしれないけどベッドって家具というより建 […]
自分で描いたイメージスケッチを図面に変換する。各部の数値を洗い直し実際の加工を想定したバランスに辻褄を合わせる。ここで自分の思い描いたイメージのいい加減さに気付き、またそれを整然とした数値に都合良く置き換えていくことのつ […]
今日午前中にちょっといいことがあった。 モコも活躍してた。
二段ベッドにとりかかる
Posted in 製作日誌 on 4月 12th, 2013
お待たせしている二段ベッドに取りかかる。 デザインをずっと考えていたがスケッチをいろいろ描いているうちに結局よくある二段ベッドに似てきた。おおまかなアウトラインでディテールまでは考えきれてないけど、やっぱりあの形から大き […]
マネするだけじゃだめー
Posted in 製作日誌 on 4月 9th, 2013
リートフェルトのRED&BLUEchairの破損箇所は背板の部分。一見「これどうやってついてるの?」と思わせる直角に対して斜めの平面。それがこの椅子の印象的なところでもあり、名前にもなっている赤と青の長方形が絶 […]
毎年後期の授業として家具製作を教えに行っている畿央大学からお呼びがかかり行ってきた。 その授業の担当の準教授の先生が頼みたいことがあるという。それはあの有名なリートフェルトの椅子を修理してほしいということと、ご自分の研究 […]
仕上げのワックス塗装を終え明日の発送まで乾燥する。 意外な注文だったけどなんだか楽しかった。この小ささゆえにスピード感もあって、本当のサイズの椅子がこれくらいのペースで作れたら商売だって成り立つのになあと思ったり。 最近 […]
本のための椅子塗装する
Posted in 製作日誌 on 4月 5th, 2013
午前中に組み立て、一回目の塗装までいきたかったので昼休みをとらずに作業をすすめた。 仕上げの素地調整や面取りをしている間に、焼き印を押すために薪ストーブに火を入れる。今日は気温が高かったので少し燃やすだけでじんわりと暑く […]
ひと手間こだわる仲間
Posted in 製作日誌 on 4月 4th, 2013
本のための椅子は側板を組み立てた。 お客さんのスケッチでは地続きに描かれていた形を、切り抜くのではなくパズルのように組木風に貼り合わせて作ることにした。 ひと手間だけど、ここで意匠的なことと木材の強度的な方向性の辻褄をあ […]
とりかかったのは「本のためのイージーチェア」。机の上に置いて使うブックスタンドなのだが椅子の形をしたもの。 なぜ?と最初は思ったけど、依頼者とメールでやり取りしながらその本気具合を感じ、もう何も迷いはない。こちらも本気で […]
ブラックチェリーで作った勉強机を納品してきた。 こちらのお宅には以前、同じくブラックチェリーで作ったダイニングテーブルを納めたことがあった。その時に確か奥さんのおなかにまだ、この勉強机の持ち主となる彼はいたんだと思う。 […]
家紋を入れる額を磨き、塗装した。サンドイッチしたメイプルが側面から見るとピンストライプになる。 仕上がりはアクリルではなくガラスを入れ、折り畳んだ風呂敷をおさめる。 写真の展示でよく使われる無反射ガラスにしようかと思った […]
SIGNにサインを依頼する
Posted in 製作日誌 on 3月 25th, 2013
パパサンに乗って訪ねてこられた建築屋さんの依頼とは、その方の事務所に飾る額だった。 その額にはその方の家の家紋が染め抜かれた風呂敷が入る。 いただいた名刺にも家紋が入っており、事務所の屋号もサイモン。その方のお名前は西さ […]
それでも予定どおり塗装まで
Posted in 製作日誌 on 3月 22nd, 2013
昼過ぎまでかかって全部のパーツができたので組み立ててみた。右側面の荷かけフックはランドセル用だ。 引き出しはすりざんだがスムーズで気持ちいい。実はスライドレールがあまり好きではなくてこちらにさせてもらった。板が変形すると […]
出来上がった本棚と天板と脚部を仮に組み立ててみた。これはなかなかいいんじゃないの。というか勉強机という家具そのものがかっこいいな。 本棚に関してはデザインは原案どおりで寸法だけ洗い直したけど、もっと軽快な感じでも良かった […]
机の天板に本棚をつけてほしいとのことで取り外し可能な浅めの本棚を作った。 下は小学校の教科書、上は文庫本やCDや小物を置けるように。 今日は一気にここまで組み立てた。これらを組み合わせればほぼ形にはなるが、あと引き出しと […]