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Category Archive for '製作日誌'

壁板をフレームに貼った。ほぼ完成形が目の前に現れた。 整然と並んだ直線が美しかった。 この瞬間の前に誰もこれを見たことがなく、僕でさえ必要性と機能性と依頼者の物語といった情報しかなく、図面上で設計デザインしたとはいえ、実 […]

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アンの赤毛

この家具が、パーテイションというカテゴリーでいいのかわからないが、当初の打ち合わせで依頼者の方とそう呼んだことから、あえて言葉を探すことなくずっとそれで通すつもり。 そもそもオーダーメイドなのだから、一般的に手に入らない […]

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なんだこれマホガニー!

壁の下地となるフレームが組み上がった。 ここまでの作業で感じたこのマホガニーという材の素晴らしさ。 高級材と言われ値段の高い材料の条件というのは、ひとつは希少種であることがあげられる。産地が限られ、生産量も少なく、絶滅が […]

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最初の一太刀

今回使用する材はマホガニー。高級材としてよく知られている材で、家具はもちろんギターの材料としても使われることがある。 去年この家具の依頼者の方からチケットをいただき、とあるコンサートホールへ行った時には、壁材にマホガニー […]

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家具屋だぜ

やっと書き上がった、美容室のパーテイション他の図面。 注文をいただいた時は全然いけると思っていたのに、なんなら図面なしでも作れるかとも思っていたのに、いろいろなものが見えてくると、それがただ材料を選んで形にして終わりとは […]

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ユアサるトップランナー

今日は朝から図面と格闘していると、その家具の依頼者から電話があり、一部デザイン変更のご注文。それに対する違和感を解決するためにまた考え込むことになるのに、言われっぱなしでは納得できず受けて立つ感じだから、結局断れない。 […]

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今年は仕事も作品も

年が明けて色々用事を済ませてから、ちょっと長野県の尖石遺跡あたりの唐松林をモコと徘徊していました。 一週間過ぎましたが、明けましておめでとうございます。 正月に久しぶりに妹夫婦に会い、陶芸家の彼等とお互いの仕事の話をした […]

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帰ってきたと思える場所

山口から帰り、慌ただしく飛び出したままの工場を片付ける。 数日空けただけだったのに、なぜか久しぶりな感じがして、なぜか懐かしい感じもした。 神戸での出張茶話会が開かれる小学校での下見や、帰ってから少し体調を崩したことも、 […]

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山口県の周防大島にある写真館に、フォトフレーム20枚を届けてきた。 塗装の終わったフレームを眺めていて、乾燥が終わったら金具を取り付け組み立てて、梱包、運送業者に依頼して発送、か。 多分それにかかる時間も半日。今からこの […]

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サンタは悩まないのか、な

なんとか並べきった。もうほかに何もできないぞ。 今回の塗装は光沢なし。反射してキラキラさせたくなかったので、トップコートのワックスは塗らないオイルのみの仕上げにした。 太陽光に曝されて乾燥が早い可能性はあるが、「オイルぐ […]

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やっとここまできた。 4種類の大きさの一番小さな額は置いても使いたいので自立するようにしてほしいとのことだった。 一般的な背板に縦横兼用の脚を取り付ける方法もあったが、吊るしたり裏面利用のことも考えて、ただのつっかえ棒で […]

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アクリルなしで背板のみで支える額なので、裏にこんな工夫がある。 普通は裏面に数カ所回転式の爪をつけ、点で押さえるようになっているが、それはアクリルと背板でサンドするから平面性が保たれる仕組みだ。それなしでということだった […]

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数えられるのはいくつから

今日はフォトフレームの鉋がけと素地調整と面取りをやった。 何をするにも×20だということに実感がわいてきた。今さら? そう、同じ物を作っていても、×20は×15にはならなかった。 あと作らなければならないパーツもいくつか […]

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角の小さな丸

フォトフレームのコーナーの補強は、「やといざね」でもよかったのだが、耐候性や木の変形を考えてビスを使うことにした。 穴を埋めるダボはもちろんフレームと同じ材料で一個一個作り、そこを象嵌風のデザインとするために色みの違う材 […]

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それは12月だからなんです

朝からフォトフレームの作業をしていると、それに興味があるからと、パーテイションの注文をいただいている美容師さんが訪ねて来られた。 しかしフレームの話はそこそこに、パーテイションの打ち合わせも軽くして、コーヒーを飲みながら […]

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写真館のフォトフレームが組み上がった。しかしここからまだ色々工程がある。 道に面するショーウィンドーで使用されることや、ガラスやアクリルを入れない印画紙そのままで展示されることを考えると、耐久性や平面をどのように保持する […]

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木工機械事故経験者は語る

溝切りカッターは緊張する。こんな階段状の溝突きはさらに不安定で、指が吸い込まれたらまず助からない。 精度と効率を上げるために、電動工具や木工機械は使わざるを得ないのだが、木工家という優雅な響きに反して、この仕事は危険な作 […]

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千里中央は別世界だった

新しい仕事の打ち合わせで大阪の千里中央まで行ってきた。テーブルの注文だった。 以前お世話になった設計士さんからの紹介だった。その設計士さんのご自宅にもテーブルを納めさせていただいたことがあったのだ。 こうして話がつながっ […]

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それ以外何もない額

なんと角材を作るだけで2日もかかってしまった。 最近は病的で、ビシビシの精度でこの工程をやらないと気持ちが悪くて。 作業台に積み上げられた角材はいくら重ねても隙間なくきっちり平面で、指を挟むと切れそうなくらい。でもこうい […]

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生きることと仕事は別

相変わらず厳しい月末。 写真館のフォトフレームを作り始めた。図面上では気がつかなかったのが、思った以上に材料が必要なこと。20枚って多かった。 直接納品は予算的に無理だろうな、いやまだ希望は捨ててはいけない。スピードアッ […]

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いろいろあって作業が進まないけど、とりあえず今2つの仕事を同時進行中。 ひとつは山口の写真館のフォトフレーム20枚。図面までできていて、いつでも始められる状態。 金具類や材料を少し買い足さなければならないが、それは作りな […]

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無為に過ごす

順番で言うと一番の美容室の家具は、お客さんの希望で一部ガラスを使うことになり、ステンドグラスを入れてはどうかということで、東京のステンドグラス作家さんに問い合わせをしていた。 その返事次第で内容も変わる可能性があり、とり […]

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年末に向けて仕事がいくつか。 大学の学生の課題作品用の材料調達とサイズカット。(授業とは別だがおつきあい上受けてしまった) 山口県の写真館の展示用フォトフレーム。(できることなら直接届けたいが) 以前シェルフを納めた美容 […]

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