そんな作りになっているかどうか試すわけだ
2012 年 4 月 11 日 by SIGN
背板を取り付け壁ができた。これ以上くっつける物はないのでこれ以上重くなることはない。よし。
あとは引いた線に向かって飛び込むのみ。これを納めればいよいよ作品制作に入る。
残された時間は2週間か。何ができるだろう。「なんでもできるやろ」師匠の声が聞こえてきそう。
結局個展に関して何も計画できなかった。今もまだ頭の中は真っ白だ。
だけどごちゃごちゃ考えてる時間はない。そうやって追いつめるために、この流れがあったのだろうか。
「流れのままに作りなさい」個展開催が決まったときに師匠に言われたのだが、その時何が流れなのか、それを探し、自分が何をしたいのか、それを考えていたけどさっぱり見つからず今に至り、「流れのままに」とは流れを探すことではなく今までの経験を信じて体が動くままに作ることしか、ない。
家具でそんなことできるのか。瞬間的に吐き出すような作り方がはたしてできるのか。ただ幼稚な物になりはしないか。いやもし幼稚なのであれば僕の個性が幼稚なのだ。
計画性でごまかせるような余裕はもうない。
初の個展開催への不安よりも、自分の体が動くかどうかだ。