だいじょうぶ、のどぼとけ
2011 年 12 月 12 日 by SIGN
川名洋行のadam’s apple『のどぼとけ』という曲に、昨日感じた疑問に対する答えがあった。
そのパーティーにおいては誰ももう口にしない清算済みの問題に対し、一番肝心な本人たちの素直な心の声は本人さえも触れてはいけないものとなり、しかし一番大切で最も純粋な記憶の集積はどこかにその居場所を求めていたんだと思う。
それを理解しながら、お互いの今が最良であると肯定しようとする彼等の想いが、どこか痛々しかった。
僕も、誰もがそれを感じながら、それが思い過ごしであると信じたかった。
そしてそれは、直接語られるのではなくそれを答えと受け止められる人に限定し届けられる形としておくことを二人は選んだのかもしれない。
会場の外に出てから、偶然居合わせたように駐車場で彼からその手作り感満載のシングルCDを手渡された。
カップリングの曲で「war(戦争)はイヤ(no)」と彼は歌っていた。
そのパーティーの前に彼が、桑名市で彼女と彼と僕とが会うのは2度目であることを感慨深いと強調して言ったのは、やはり誰かに伝わって欲しかったのではないかと思った。
大丈夫、当分SIGNではこの歌が流れていると思うから。