形の名前はティアドロップ、重い木の塊
2009 年 8 月 28 日 by SIGN
次の次の仕事のために試作サンプルを作らねばならず、丸一日これを作っていた。
一体なんだと思われるだろうか。
なんのためのものかは、おいおい、もう少し先にお話しすることにしようか。
赤松集成材を重ねて接着し削り出したこの塊は、木型である。これ自体が作品なのではなく、木工の用語で言えば「ジグ」なにかを作るための専用の自作の道具。それにしては重々しいこいつの役割は曲げ木の木型なのだ。
はたしてうまく曲がるだろうか。このサンプルが失敗すれば、この仕事は入って来ないかもしれない。
まるで木工屋さんみたいな仕事、そんな言い種だな。
東京のデザイン事務所から送られてきた図面に書かれたタイトルを見ると。
どうも、断れない仕事のようだ。