椅子が足りなくて一人は立っていた
2009 年 7 月 30 日 by SIGN
朝から納品。ずっと降り続いていた雨だったが、今日は降らなかった。
丸テーブルも収まり、ここに残りのチェア2種が入るというイメージも湧いてきた。
このセットを注文してくれたお客さんとも、何度かお会いし、メールでやり取りし、遅れているおかげ(?)でその人柄に近付く感じがして、イメージが描きやすくなってきている。今度、今作っているチェアの張り生地を選びに一緒に張り屋さんへ行く約束もした。
こういう家具の作り方をしていると、こんなふうに、ぜんぜん知らなかった人と家具を通して近付いていく感覚がある。
実は今日この納品に、東京からテーブルを注文いただいている女性が同行された。この方もかなりお待たせしているお客さんだった。お待たせしているので、わざわざ東京から催促しに来たのかと思いきや、出張で関西まで来たのでちょっと覗きに、見学に、夏休みを過ごしに、来られたようで、ご注文のテーブルに関する話はそこそこに、かなりのんびり色んな話ができた。
家具を作って納めてしまえば、この関係は一応終わり。これは不思議なことと感じるのはおかしいだろうか。商売とはそういうものだと。
待ってくれる「いいお客さん」に甘えるばっかりじゃだめだけど、スピード上げて、次々と終わらせていくのも、なにかを無為に消費していると感じることもある。
立っていた者です(笑)
昨日はありがとうございました。
全体のバランスとディテールにほれぼれしながら
なでなでさせてもらってます。
数ヶ月やりとりさせてもらっていると、
いつまでも続くような気がしてましたが、
完成でそれも終わると思うと寂しいものですね。
気に入っていただけましたか。
しかし、もうすぐ終わると思わせといて、
僕のことだからどうなるかわかりませんよ。と。
最初はこまめに拭き取る。お忘れなく。ワックスは完全に硬化するのに数日かかります。