ずしりと重く、バネのようにしなる
2009 年 6 月 12 日 by SIGN
ブナは狂いが生じやすい材である、とよく言われるが、確かに、木取りをしている段階から暴れまくっている。
特に樹皮に近い部分はひどい。リッピングして応力が抜けた途端、みるみる反り返っていった。片耳付きの材を買ったので、そのせいもある。
それを今回、箱ものに使おうというのだから常識ではちょっと考え難い、かな。
しかし、ブナには面白い特徴があって、製材して加工している時はざくざくのとげとげなのに、磨きあげるとなぜか滑らかな肌触りとなり、独特の艶が出る。それが人気のある理由なのかもしれない。
チェリーよりも比重があり、メイプルより柔らかい。
それで今ベビーベッドを作っている。