RIDER2
W450×D450×H400 SH350
材質:タモ、ウォルナット
塗装:オイル、ワックス
ストーリー
書道家のチェアーとして作ったRIDER。
その時は座面をビニールレザー張りにしてほしいという依頼者からの注文があったのでそうしたが、本当は木を削り出して作りたかった。
そのカーブによって座り心地をよくするという、家具作家としてのひとつの挑戦。
RIDER2はオール木のカービング によって作ることにした。
サイズは小振りで、リビングスツールサイズ。
この形から得られる乗り物に乗っているような座り心地、見た目を裏切る意外な安定感。
いくつかまたあらたに改善すべきところが見えてきたが、それはRIDER3への課題として、予告として。
今回得た積層、カービングのノウハウは今後のRIDERに必ず使用していく。
この二台のRIDER2はそれを証明する記念すべき作品なのだ。
この形の椅子を作って有名になった作家がいた。
僕は彼以上にこの形にこだわって作り続けたいと思っている。
この形をオーダーする人は少ないだろうから、当分は展示会での発表、販売となるだろうが、いずれ、
SIGNのRIDERが欲しいと言われるようになるまで。