僕が作ったもので、あなたが持つものが、あなたの心を動かすものであって欲しい。
それも心の深いところに作用し、性能や機能や見た目の造形やそれを説明する言葉によってではなく、それを使った感想ではなくて評価ではなくて、他の感情や記憶を思い出させ、出来ることならあなたにとってかけがえのないものになって欲しい。
時にそれが誰かの代わりになり、その存在が空気を変え、時間を豊かにするような、体がそれに触れることを欲するような家具を作りたい。
それが、僕にとってのスタンダード。かなり難しい基準線。
だけど、誇るならそれを誇れる作り手になりたい。