我が家のイタリア人も晴れてナンバー取得!これで堂々と公道を走れるようになった。
今日は学校も仕事納めで、僕の冬休みの宿題だった書類も無事完了したので少し早めに帰らせてもらい、市役所に行ってきた。
2年前まで家具屋をしていた僕が、すっかり今は公務員で、ぶあっつい書類の束を作れるようにもなった。そんな自分を想像もできなかったけど、工場(こうば)が職員室になっただけで、相変わらずばたばたと動き回っている。
あの採用試験からもう2年か。今年ももう終わる。早い。3年任期を了解して指導員になったものの、あの頃はその後の家具屋復帰も考えていたけど、やっと体に馴染んできたこの仕事に少し未練も感じるようになってきた。来年の今頃はその決断もしなくてはいけない。
最長5年と言われている任期まで延長するか、復帰か、はたまた就職か。今の立場から色々思い描くことはあるけれど、この期限内に独りで実現できるようなことではなく、誰かを巻き込んで果たしてそんなこと僕にできるのだろうか。自分で舵を取らずと決めた姿勢を崩せば、何もかも個人の野望に打って変わる。人から見ればその区別はつかないかもしれない。しかし僕にとって人生は逆証、今まで僕が写真について言ってきたようにあらかじめ自分の中にあるものを見ているのと同じく、実現するものはすでに得ているものの中からだと思っている。新たに得ようとする必要がないからこそ舵を取らないでいられるのだ。ただそれに期限さえなければ、人を背負うこともなければ迷うことはないのかもしれない。それでもそこですべきことをするしか次は見えてこないのだから、今はその枷に気を取られないようにするのが正解なのかもしれない。
葛城市のナンバープレートはベスパのナンバーステーに合わせたように幅がぴったりで、僕のベスパをまったく考慮しないピンク色。そして思い込みかもしれないが、なかなかいい番号。
ついでに、預けてあったマイナンバーももらってきた。
受け取り拒否ではなかったのだが、行く暇もなくこんな仕事納めの日に滑り込みでいただくことに。
本店からは、職員は率先してマイナンバーカードを取得することというお達しもあり、僕もベスパと同じ日にナンバーを取得した。
市役所だから原付ってことね。小特っていう場合もあるか。