例のポスターをパネルにし、10月31日〜11月1日に開催される奈良まほろば市というイベントで展示するためにイーゼルを作るようにと校長から依頼された。
当初会場のどこか壁面に掲示するだけかと思っていたら、橿原市体育館での家具工芸科OBによる作品展示の中に、専門校としてもブースを出展することになったのだ。
隣のブースには県の「奈良の木ブランド課」の展示もある。そんな中に学校案内のパンフレットだけでは寂しいし、現役生の課題ではまだ作品と呼べるようなものは作らせていない。まったくあのポスターありきの計画だった。一度は立ち消えしそうになったポスターも、大逆転だなあ。
しかし、その展示のためのイーゼルは当たり前のように僕が作ることに。校長や本店の思惑はお金をかけずに形にすることだけだったのかもしれないが、頼んだ相手が悪かったね、久しぶりに”ユアサって”しまった。作っているうちになんだかSIGNの家具らしくなってきたのだ。
というか、そもそもこのポスターの制作からだから、写真と文章と木工と、もはやこのブースはSIGNのブースじゃないか。
やられたって感じ。誰にやられたのかはお察しの通り。僕自身が進んで出展しようとしたわけでもなく(頼まれても嫌だし)僕の思いは何もないところでただ一生懸命作ってただけ。
はてさてこのお話の結末はいかに。
すごいですね。
こだわりを明け渡すと、こだわり以上の展開ですね。
イーゼル、かっこいいです。
しかも人にどう評価されようと知ったこっちゃないという楽観的立場。
トータルすれば今のひと月分の給料より高くつく仕事も無料でできてるという痛快さもあったりして。おもしろいです。