走ることを想像するだけで楽しいのは
2014 年 9 月 8 日 by SIGN
ラッキーさんのカメラマンの友人の方からベスパをいただいた。
20年前に購入され、これで北海道にも行ったことがあるそうで、それからずっと所有されていたということは思い出の詰まった思い入れのある一台だったのだろう。
7年前までは走らせていた、ということだが最近は乗らなくなってしまい、もともとは友人であるラッキーさんにいらないかと持ちかけられた話だった。
要修理であったことと、ラッキーさんが現在置き場所がないということもあり、僕のところへ話が回ってきたというわけ。
ベスパ100ビンテージ。
予想以上にやれた感じではあるけど、それでも匂い立つこのかっこよさはなんだろう。この感じがまた似合っている気もする。
不思議なバイクだ。
形はスクーターでありながら、クラッチや3速ミッション、フットブレーキが付いているので操縦はバイクと同じ。ただ乗っている姿がバイクよりも現代のオートマスクーターよりも楽しげに見えるという、まさにベスパという乗り物。
かつてはそれがもてはやされ、バイクと比較してのチョイスだった時代もあり、またファッションとして何度もブームを経験し今に至る。
聞いた話ではチョッパー乗りのセカンドバイクとして少しずつまた注目を集めているらしい。
いやそんなことなど関係なく、自分がベスパオーナーになれるとは思ってもみなかったことで、二輪の歴史に残る名車をまた手に入れてしまった感動を噛みしめているのである。本当に感謝。
走らせるのには少し時間がかかりそうだけど。
忙しい村田君が少し落ち着いたらまた相談してみよう。ガレージライドはピアッジオ代理店でもあるからね。
というわけで、手のかかる子がまた一人増えたので、一人を里子に出すことにした。
カスタムベースにキープしていたGB250クラブマンを、訓練校の教え子に無期限で貸し出すことにした。
ただであげると言うと気にする男なので、まあ要らなくなるまで乗ってていいよということで。
するとどうですこの嬉しそうな顔。
バイクに乗っててよかったと思った、週末。
ああ、もうこのベスパにまたがるだけでたのしそうです。あの「ビーッ」というエンジン音が夢に出てきそう。
動くようになったら、ぜひ乗せてくださいね。
もちろんですよ!
なんなら二人乗りでカレー食いに行きますか。