わざわざ土の上を歩いて行く者達
2013 年 11 月 28 日 by SIGN
5年めになる大学での授業も、今まで授業中の写真を撮ったことはなかった。ここで話題にすることは多いのになぜだろう、とは思いつつもそんな余裕がなかったのかもしれないし、見せる必要を感じなかったのかもしれない。
自分でも初めて客観的に見る授業風景。うーん机の上が汚い…今度言わなきゃ。いや、それにしてもこれはちょっと面白い。見る人によっては違和感のある光景だと思う。
先日ある用事があって、奈良県の高等技術専門校に行ってきた。そこの家具工芸科の先生が知り合いで、授業をちょっとのぞかせてもらったのだが、広くて清潔な作業場に整然と並んだ木工機械、黙々と作業を進める作業服姿の学生たち、取り組んでいる作品は基礎を超えて応用的なものだった。複数でチームを作り合作を作っている者もいた。
年齢は高卒以上だから、僕が教えている大学生と年齢が近いこともあってか、比較してみるとこれは間違いだらけ探しのようだ。
オリエンテーションの時に「作業しやすい服装で」といってこれだけど、彼等にとっては普段よりずっと地味なはずで、でも写真でこうして見るとこの格好で木工してるって、しかもノミとかシラガキとかマニアックな道具を使ってほぞ穴掘ってるって変だよなあ。
たしかにこの教室を出れば「次の授業○○論」「○○学」とかいってる学生なんだし、そもそも実習なんてこの授業くらいだから、そんな学生生活の一場面で縦引きノコ引いてる時間ってなんだか刺激的な気がする。
今さらながら、視界を広げてみるとこの授業の面白さはそんなところにもあるのだと思った。
きれいな服で作業をしておられるのをみると 昔 写真学校で白衣に
現像液や定着液が着いてまっちゃちゃになったのを思い出しました。
あーもったいないとついつい 思ってしまいます。
ご無沙汰してます。
これが仕事の現場なら、間違いなく怒られてますし、怒ってますね。先を読んで仕事しろ!って。
でも、アナログな道具をうまく使えない人が増えてるのは確かですね。
ヒデシローさん
ある日、女装してきた男子もいたんですよ。勘違いというかノリノリで授業してます。
junpeiくん
1対1なら聞こえるのかもしれないけど、1対20では聞こえないのかもね。注意しても。
彼等は最近道具も慣れてきて、なかなかいい音させてるよ。
わが子でもそうですねえ。 その時代その時代ですね。