プロップスフェスティバルに出品するのは結局、くらげスツールとくらげローテーブルにした。
イベントでは定番化してきて目新しさはないが、オリジナルで安価で手抜きのない作りとなると、もう残された時間では新作に頭を悩ませるより体が勝手に動く定番商品でと考えた。
今作っているスツールは3本脚のみ。高さは低めで着色はなし。その分、材のバリエーションをいろいろ選べるようにした。
タモ、ウォールナット、メイプル、チェリーの天板に、タモ、ナラ、メイプル、チェリーの脚を組み合わせる。
4本脚以上は在庫があるので数的には展示するとずらっと並ぶ感じになるだろうと思う。値段は在庫も含め一脚1万円以下で出そうと思っている。
ローテーブルの方は6本脚で円形。展示がスツールだけでは寂しいので、今回のスツールに合わせた高さを想定してみた。
まあちょっとしたくらげ会議みたいな感じで。
くらげシリーズはこういったイベント用にしか作らないし、普段の仕事から考えるとなんとなく解放される感じがする。その名の通り。
もともとはお客さんのために笑ってもらえる作品で、気軽に買ってもらえるお笑い価格設定「足一本いくら」という売る気があるのかないのかわからないものだったけど、それが逆に自分にとっても頭を楽にしてもらえる作品になっている気がする。
まあ僕が何を作ろうと文句を言う人はいないと思うので。
ただ、旋盤に夢中になっていると腰がきつい、いたたた…