もともとのあっさり、プラス
2013 年 6 月 7 日 by SIGN
組木接合の仕口ができたので仮組みしてみた。出来上がってみればやはりあっさりしたものだ。見せ場となる三本組木の複雑な仕口も組んで見えなくなればそれほど主張することもなく、オリジナルのデザインから大きくはずれることはなかった。
要はノックダウンであるという分解組み立ての行程で体験するパズルが、このアレンジのポイントであると言えるのではないか。
組み立てはその順序を守らなければ完成せず、ひとつひとつの仕口には番号をふったものの、ばらばらにした状態では角材の束でしかなく、完成の形を把握していなければどの部材がどこに配置されるのか想像しにくい。
また分解は特に三本組木の部分はどうすれば外れるかを考えなければならない。
分解でも組み立てでもその答えを得た時の達成感と、それを知っているという満足感を感じつつ「座る」楽しさを提供するということなのかもしれない。