手作業でごりごりと削る。予想より時間がかかる作業だった。
だけど全然苦痛はない。やっぱり僕はやすりが摩擦系作業が好きなんだと思う。
少しずつねらった線に追い込んでいく感じ。形として残る本体と、切り離されたように見えてなくなった部分はその形を残さず粉末となって消えてしまう。
値段のことを言えば、わずかだが材料代は余計にかかり作業時間は大幅に増える。なのになぜそちらを選ぶのか。
答えは一点ものであることが重要だからだと思う。
型板やジグを作り、効率良く同じものをたくさん作れるようにする。今後この家具を何度も作る気で作る。といったその後のことまで考えず、同じ工程のやり直しも後戻りもできないその場その場の一発勝負となってしまう方法をあえて選んでしまう。
その作業を直に見なければどうやって削ったかもわからない。データは残さない。そんな気持ちを満たしてくれるやすりという道具が好きだ。
フロントフォークが直ってきたので今日は昼に一回夕方に2周、いつものコースを走ってきた。
思いきって突っ込んでフルブレーキングしてみる。やっぱり安心して走れるのはいいな。
でもそういう走り方をするにはブレーキの性能がイマイチ。古いバイクだから。チューンナップするよりノーマルに合わせた走りで速くなりたいので、ライン取りと立ち上がり重視のシブい走りを身に付けたいな。過激な走りは疲れるし。
夕方2周目にコースで一台のNinjaが練習してた。なんども往復しているらしく、すれ違ったと思ったら後ろからついてきていた。結構ハイペースで走ったつもりだったんだけど、ぴったりつかれて離れなかった。余裕って感じ。
あの短い直線で100km/h以上はVFと僕では限界なので、やっぱり走り込む熱意と最新のバイクの速さにはかないませんわ。
「愛されるものをかたちにする」すばらしい仕事です。
この頃はタイトルも冴えてますね。「イイ感じでやってるんだな」と伝わってきました。読ませてもらっていて、こっちも嬉しい気分です。
タイトルってあのダジャレのことですね。
Saltさん風やな、と思いながらつけました。
仕事はそれを形にできたらいいのにな、程度の話です。
卒業式もうすぐですね。なんだか僕までさびしい気持ちになってきました。
でも僕にとっても中学の頃ってすごく大事な時間でしたから、これからそれを迎える彼等にはエールを贈りたいです。
ときめきと迷いの嵐の中をみんな、しっかり生きて。