今日ははぎ合わせてあった天板を仕上げた。平面を出して角のアールを削る。
素地調整の前の水拭きで一瞬この木の本当の色を見せてくれた。明るいきれいなオレンジ色だった。
その間にもほかの部材は少しずつ色が変わっていたようだ。仕口の墨付けをしようと作業台に並べてみたら、磨いたばかりの天板とは微妙に違った。
今日の暖かさと夕方からの雨も関係するのだろうか。この季節、気温の変化が激しい。明日はまたぐっと寒くなるらしい。
三寒四温というくらいだから、この季節特有の気候ではあるのだろうけど、気にすればいくらでも危機感を煽ることができるメディアの報道。大騒ぎすることでもないんだろう。空気中の浮遊物にしたって僕らの世代は光化学スモッグや酸性雨の中をちゃんと生きてきたではないか。その原因を作った人たちが罪悪感を感じてくれればいい。
ヤクルトを飲んで花粉症が治った人もいるくらいだ。
寒暖差も浮遊物も情緒ある趣を持って受け入れよう。
僕は子どもの頃、黄色い夕方がとても好きだった。