昨日の茶話会から一転、工場は家具モード。
旋盤作業でカウンターテーブルの脚を作っている。写真は細い方の脚だ。
塗装前のメイプルの白さがきれい。
しかし、今日の段階で脚を作っているということは塗装のことを考えるとこれは年を越しそう。年内納品が目標だったが、イレギュラーがあって数日ロスしてしまった。
とにかく急ぐしかない。
昨日の茶話会には常連のメンバーがそろい、今後の写真茶話会のことを少し話した。
この12月で4年。始めた動機は僕がもう一度写真の授業をしたかったからだった。本業の木工があるのでほぼ趣味程度に考えていたのが、次第にもっとやりたくなってきて、続けることでまたどこかで講師ができないものかと去年は知り合いの写真学校、専門学校、芸大に、恩師にと昔のつてを訪ねてみたものの、その返事はどれもあまり良いものではなかった。
現在写真を学ぼうという若者が少なくなったこともあり、どの教育機関も学科は縮小傾向で、教員も人員削減は免れず新たな募集は考えられないとのこと。
しかしそれは確かにそうなんだろうとは思うけど、本当は僕が必要とされないからだろうと思う。
写真家としてのキャリアもなく、10年近くのブランクもあるのだからしょうがない。だけどその10年の間に写真表現は変化し次のステージに入っていて、それに対応する教育を考えている人がどれだけいるのだろう。
今こそ内面に触れる授業が必要な時代だと思ってはいるが。
だとしても僕はやっぱり家具屋で、木工家である以上この道で生きていくしかなく、経済的なことを考えてももう寄り道ができない状況でもあって、よほど予想外の展開でもない限り写真に戻ることなどあり得ない。だから、プライベートでする写真講座も方向を修正する時期が来たんだと思っている。
そんな話をした。そして常連メンバーみなさんの意見も聞かせてもらった。
いきなりの話でみなさん面食らっていたようだった。だけどやっぱりあった方がいいという意見が多く、とりあえずは3月まで通常のペースで実施することとなった。4月以降はそれまでの様子を見て結論を出したいと思う。