今日は小学校での木工教室だった。しかし、授業の出来としては失敗だった。
去年同じ学校でさせてもらった時より、できあがった作品は質も量も低かった。
完全に今年の子どもたちに授業の内容が合わせられていなかったのだ。反省しきり。落ち込んだ。
子どもたちの気質、クラスの雰囲気を掴んでいる担任の先生にはかなわないとはいえ、スポットで教えて成果を出さなくてはならないゲスト講師はそれさえも瞬間的に感じ取る必要があると思う。
ああもう一回やりたい。授業にやりなおしはきかない、ライブだということ。だからこそ事前の計画が重要なのに、それがはずれては話にならない。
帰りに校長先生とお話をした。
「外部の方から見て学校教育に対し何かご意見はありませんか」え、こんな僕みたいなものに聞くんですか。
隣にいたSaltさんの顔色をうかがいつつ、そんなことを申し上げるような立場ではありませんと言葉を濁した。
先生には誰よりもいい授業をしたいという野心を持ってほしいと思います。
そして僕は今回反省しなければならないと思います。ああ。
毎日チャンスがあっても、満足のいく授業なんて滅多に出来ないし、お目にかかることも稀です。
授業の成果なんて、そんなにわかりやすく瞬時に見えるものじゃないし、成功や失敗を決める権利は、教える側にはないのかも知れません。
とにかく、いつもチャレンジしてくれる湯浅君に感謝してます。
ありがとうございます。
いつもチャンスをくださってこちらこそ感謝です。
しかし、子どもたちには自分の作品に対面する喜びを味わわせてあげたかったです。
それをこちらの都合に合わせてしまった感じがして、どうにもしっくりきませんでした。
こないだ言われた6年生のことも少し考えています。こちらは記念に残る作品をと思っています。