今週はおどろくほど仕事が進まない週だったな。こんなこともある。こんなことばっかりか。
今いくつか同時進行中の仕事の中でも一番にやらなければならないことは明らかなのに、いや、それが進んでいないだけでそれ以外のことが話を進めようとし、また新たなことが舞い込み、そしてそれらを強引に中断させるようなことも起こり。
でもだからといって気持ちが追いつめられるようなこともなく、楽しい一週間だった。
大学ではそこで初めて教えた学生が今4回生になっていて、その卒業作品制作に協力することになった。相談されたそれは家具ではあるけれど、まあ学生作品だけにとんでもないもので、どこまでできるか分からないけどがんばれよって感じ。
遅れているプランニング中の仕事の依頼者が、まさにその図面を書こうという時にふらっと訪ねてこられた。ちょっと焦ったけど用件は料金についてだった。
この夏から価格の算出法を実費計算にしていて、それはオリジナル作品を安く提供するための工夫ではあったのだが、これからはオーダーメイドにも適用していこうと考えたのだ。メールでの説明が不十分で直接聞きに来られたというわけ。
でその翌日も図面を書いていたら、この葛城市に来てからお世話になっている方から、その方の娘さんの結婚祝いにウェルカムボードを自作したいので手伝ってほしいという相談を受けた。今週中ということだったので金曜日にと約束し、帰られるのと入れ替わりに久しぶりにCRAFTの堤さんが訪ねてきた。
さてそこから4時間みっちり男話。というか説教というか。ああしろこうしろという話にはいちいち的を射ているのだけど、ああやっぱりそうしなきゃなと納得しつつも。
ひっさしぶりで楽しかったんだけど気がつけば夕方で結局何もできず。
カウンターテーブルの注文をいただいている写真館からお呼びがあり、使用する材の打ち合わせに行ってきた。
結局最初の話どおりメイプルでいきますということになった。変更なし。
ついでといってはなんだけど、デザインについても話を進め、ほぼ決定。
この写真館に行くとつい話がいろいろになってしまい、なんだか親戚の家にお邪魔しているみたいな雰囲気で、このご夫婦の人柄を感じる。息子さんの話にいたっては、まるで自分の甥っ子のことのように聞こえたり。
そして今日はウェルカムボードを、結婚される娘さんの妹さんと一緒に作った。ご希望のデザインは決まっていて、僕はそれがちゃんとできるようにサポートしただけだった。
丸一日かかり、そのできばえには満足されたようだった。一生懸命作っている姿もいっしょにプレゼントしたい。いっぱいの愛を込めて。