今日昼休みのあと、ちょっと2時間ほどさぼってバイク屋へ。オイル交換をしに行った。
半年でちょうど3,000kmといういいタイミングで、夏用オイルから冬用オイルへ交換だ。
自分でやってもよかったんだけど、そのバイク屋さんが体調を崩していると聞いていて、ちょっと気になっていたから。相談したいこともあったし。
でも行ってみてまずは元気そうだったので安心した。いつものマシンガントークも健在だった。
このまま何もなかったように完治してくれたらいいのに。
今日行って不思議だったのが、僕が相談しようと思ってたことと、そのバイク屋さんが今計画を進めていることが偶然合致していたこと。
僕にとっては半分以上夢のような話だったのだが、バイク屋さんにとっては現実的にスタート直前まで準備ができている話だった。
30年も前のバイクをいい状態で手に入れられてなおかつ継続的に整備してくれる専門ショップ。それはその機種を乗り手も店も心底愛していなければ成り立たないけれど、ある意味その道で生き残る術でもある。
そのバイクのことを語るバイク屋さんがすごく楽しそうで、ちょっとうれしくなった。いろんなバイクを取り扱い、ブームの頃は外車もばんばんさばいていたけど、今は隙間を縫うような仕事をしなければやっていけないバイク業界。そこで自分のバイクの原点ともいえる大好きな1台のバイクに立ち戻ろうというのだ。
そんなの楽しいに決まってる。だから絶対に実現させてほしい。
僕もその一台を買うから、そのためにがんばるから、何事もなかったように生きて。
CB750Fならの話ですが、、
ケルンショーで、Fがバイク雑誌に載ったが高校生の時、それまでのステータスであったZ2が古く見えたものです。
当時は簡単に取れない限定解除や「バリ伝」も逆に花を添えてくれたにも見えるFは、今になるとFourもイイんだけどやっぱり自分の時代の一品と言えると思います。個人的にはFBでボルドールⅡも好きですが、もし実際乗るなら1100になってしまうだろうと考えたりするのが私の悪い癖でしょうか。
でもエンジンの造形やスタイルなど今見てもいいですね。
お察しの通り、そのFです。さすがですねー。
FZが出た頃は僕はまだ小学生でバイクのことなんかまるで知らず、興味を持ちはじめたのは高校に入ってからだったので、微妙に全盛期をはずしているんですね。僕がFを好きになったのはやっぱり「バリ伝」の影響です。「バリ伝」と聞くだけで今でもぐっときますね。
中免を取った第二次バイクブームの頃はロードのレーサーレプリカが大流行で限定解除が必要な大型は影が薄く、カワサキに乗りたいやつくらいが免許を持っているという感じで、当時は僕はオフ車に乗っていましたし、その後限定解除して60年代の旧車に乗り換え最近までハーレーでしたから、スポーツバイクというのは縁がなかったわけです。
その空白を埋めるように今SRXで峠を走るのが楽しくて仕方ないんですが、次に乗るならと考えるとレプリカ(今はSSですよね)も乗ってはみたいけど年齢的にないかと。最近の大型も考えましたが高すぎて、それにお金をかけるのがもったいない気がします。
そこでやっぱり「憧れ」たバイクがいい。それならハーレーか、というと今はぜんぜん興味がなく、多分もう一生ハーレーに乗ることはないなと思います。外車もない、やっぱり国産がいいんです。
そしてもう一つの空白となっている、エンジン。日本のお家芸といわれたDOHC空冷4気筒にまだ乗ってない。思い付くのはあのFでした。GSでもZでもXJでもありません。
そこで例の(電気屋さんの前で電話した)バイク屋さんに相談しようと思ったらそんな話です。密かに在庫は40台をこえ(専門店ならその倍は欲しいところですが)、純正パーツや再塗装、ビルダーもののカスタムパーツも取り引き先に当たりはついていて、なんとそこのオリジナルの手曲げショート管も開発中とか。中古車販売ではなくオーダーメイドで好きな人のために仕立てて作って売りたいと。
僕としてはちょっとした思いつきだったのが、なんでここまで準備されているのか不思議で。ただやっぱり体調が悪そうで、ここからはゆっくりやりますとのことでした。そんなこともあり、僕の方も今度はいつ乗り換えられるやら分かりませんし、何年後になるか分かりませんが、赤のFBを一台予約しました。
一生の一台になってもいいと、いやなりますねこりゃ。
Fが欲しい方いらっしゃいましたら紹介しますよ。
なるほど、胃潰瘍程度だと良いのですが、何かと個人経営は胃に負担をかける事も多いので心配ですね。
バリ伝には、私も相当思い入れがあります。
それ前シゲノさんの作品を知らなかったこともあり、行きつけの本屋でマガジン立ち読みして「これスゲー、バイクと、バイク乗りの危なさを併せ持つ初めてのマンガだよ、」と何度も立ち読みして、数日後に人生で初めて週刊誌を買いました。それ以前は消費一辺倒に感じる週刊誌は買わないというポリシーでしたから、バリ伝の連載が終了するまで毎週買い続けて終了後からは現在まで週刊誌は買っておりません。私のポリシーを突き破る勢いを持った作品でした。赤のFBまさにストライクですね。FCからはエンジンも黒塗りでヘッドもクリア塗装でミミズが這ってしまうような腐食がでますし、チューニングパーツの互換性も落ちます。
日本にいると日本人の嫌な所ばかり目立ちますが、外国に行くと日本がいい国だと本当に思えます。
外車にはそのお国の文化背景とかの凄さを感じ刺激にもなり面白いですが。
国産には、どこか私たちをホッとさせる何かを感じさせてくれる作り手の思いの共通性があると思います。
私の故郷の先輩もF欲しがってはいるのですがね、、。
あの丸山さんも確かF乗りだった気がします。ちがったかな?
あのがらくた(宝物)部屋にFCらしきバイクが置いてあったような。昔乗ってたバイクだと聞きました。丸山さんはバリ伝も絶対に読んでますね。
Fには少年の心をくすぐる何かがあるのでしょうか。僕らの世代ってヒーローは必ずかっこいい乗り物に乗って登場しますから。
旧車って維持できるのかが不安ですけど、ハーレーを経験してますから外車よりはマシかと思ってます。パーツが高くても文句を言う相手は日本人ですから。
とりあえずSRXは車検通してもう少し乗るつもりなので、先の話ですがFを手に入れたら一番に長野に見せに行きます。