好きで不安でたのしい
2012 年 10 月 15 日 by SIGN
今日は午後から大学の授業だった。
昨日この村の秋祭りでだんじりを引き回し体中が痛い。夜は興奮して、酒も飲んでいたしハイテンションだったけどそれの反動で朝から意識がどんよりしていた。
バイクの整備工場となっている工場を片付けねば仕事にならない、という大義名分でオーバーホールの終わったキャブを取り付け仕上げの組み立てをした。さて走ってくれるかどうか。
エンジンをかけてみる。かかる。ここまではいつもどおり。故障したときもアイドリングは正常だった。
回転が安定するとアイドリングの回転数が少し高めになっていた。おそるおそるスロットルをひねる。
バウーン…トコトコトコトコ…
お、いいんじゃない?前よりレスポンスが良くなってる気がする。アイドリングが高いのも回復の証か、アイドルスクリューを戻して回転数を正常値に合わせる。結構回さなければならなかったので、故障前からやっぱりつまり始めていたんだな。
意識は完全に戻ってきた。こうなったらやっぱり試運転しないと。そそくさと準備をし、いつものリフレッシュコースへと向かった。
すっかり調子は良くなっていたし、体感としてはわずかな違いだけど少しトルクも増した気がするというか、ハイスロで濃い感じがして振動もちょっと気になる荒削りな感じになった。前は抑制されてマイルドになってたんだな。これがノーマルなのか。おもしろいなあ。
もう少し乗りたい気分を次回にと持ち越し、授業の準備をして大学へと向かった。
今日は角材への墨付けとのこぎりの練習をした。
横引き縦引き。本番ではほぞによる接合をしてもらうので、この作業の精度は強度にかかわるところ。と説明しつつも本当はこの優れた日本の両刃鋸という道具を楽しんでもらいたかった。
木を切る道具として当たり前ののこぎりではあるが、大陸から渡って日本で完成されたといっても良い鋸は実は精密な加工によって様々な工夫が詰め込まれている、世界一の性能を持った鋸なのだ。
だから本物を使うと切るのが楽しいし、気持ちいい。
それにはもちろんある程度技術的な上達が必要ではあるが、繰り返し練習しているうちに体が覚え何も意識せずすかっと切れるようになっている。
道具と人の体がそのようにできているんだと気付ければまた面白い。
ある学生が「あたしのこぎりすきかも」と言い、それはよかったと思い、
ある学生は「もうだめえ、ほんとに椅子作れるのかなあ」と言い、それもまた良い感じ方だと思った。
結構、やりやすくないキャブ
上手にOHしましたね。
乗っていて具合が悪くなった本人でしたから
無事走れるようになって良かったです。
お疲れ様でした。
いえいえやっぱり電気屋さんのせいではなかったのです。
パッキンの代わりにコーキングって、ちょっと考えられないですよね。
砂粒は気になりますが、結果ノーマルのセッティングをちゃんと出せたのでいい感じです。
おかげで愛着も湧き、いよいよ手放しがたくなってきました。
次はフロントフォークのオーバーホールかなあと。