友人のためにする骨折りは
2012 年 10 月 3 日 by SIGN
近所に住む知り合いから頼まれ、現在使用中のテーブルを座卓にも使えるよう短い脚を作った。
もともとは材木屋さんで購入したというケヤキ一枚板の耳付き天板に、同じような天板から切り落とした耳(端材)を加工した脚がボルトで付いていた。
僕なら絶対にやらないような仕事だと思った。しかしこうして取り付け部分を共用するように作ればテーブルの高さは使用に応じて変更できる。耳付き天板はテーブルよりもむしろ座卓に似合うと思う。
材の指定はなかったし、在庫でこれくらいの厚みが楠しかなかったのでそれにした。どっしりと和風な感じでいいかな。
話をしていて、角材を切ってボルトを角に45°で取り付けるくらいのことなら30分でできると思ったんだけど、在庫の角材は太さにばらつきがあり、結局大きめの材から切り出して削るところから始まって、45°のボルトも取り付けのためのジグを調整したり、また磨き出したらやっぱ手触りも気になり、すると面取りもぴしっと通ってないと気に入らなくて、仕上げて塗装まで結局1日かかってしまった。
その乾燥中に彼から電話があり、高さを低めに変更してほしいということで朝からちょっとだけ作業のつもりが、さらに塗装も重ね塗りして仕上げた。
夏の花火のバイトに誘ってくれた花火師で、村の自警団の仲間でもあり、いろいろ世話になっている。ということが、そのように。