ミッション終了、その後に
2011 年 11 月 11 日 by SIGN
SIGNの近くにある保育所での木工教室、今日は2日め、4歳児クラスだった。
昨日の5歳児クラスの反省もふまえ、最初の導入を簡潔にさらに作業の実演も交えて話をした。
すると子どもたちは、目の前で木片が動物に変わっていく様子に見入り、何ができるのか当てようと口々に動物の名前が出て来る。
木工用ボンドを使った接着法もそのサンプル完成までに何度も実演できるので、よく飲み込めたようだった。
そんな作戦がよかったのか、それとも5歳児より4歳児の方が集中力があるのか、人数が多かったのにみんなが最後まで飽きずに取り組むことができた。
全体的に大きなものを作ろうとする子より、細部の作り込みに熱中する子が多かった。
この違いは本当に不思議。予想以上に今日の方がやりやすかったのだ。
この二日間すごく僕も勉強になった。いい経験をさせてもらった。しかしなんでこんなことになったんだっけ、あ、そうかそうか。
授業が終わって片づけをしている時に、他のクラスの先生が教室を覗かれて「私もやりたい」と言われた。てっきりその先生のクラスでもやりたいという意味かと思ったらそうではなく、その先生自身のことだった。
市の保育士の先生が集まって研修みたいなことを定期的にやっておられるらしく、そこでやって欲しいという。また先生相手に?
んーなんだかおかしなことになりそうだぞ。
面白いこと?いやいや、おかしなこと。
教師が見よう見まねで考えるものではなく、やっぱり取り入れたい、と思わせるものが、SIGNにあるんだと思います。
おかしなことであり、おもしろいこと、をどんどんやってください。
私も保育士の先生に交じって経験したいです。
多分、今まで自由に作らせることがあまりなかったんだと思います。
みんなで同じものを、予定された結果を求めるような。
その気持ちはわかりますけど。
普段ずっと一緒にいる先生からすれば、ここまで子どもたちができるとは思わなかったそうで、その集中力と造形のセンスは予想を越えていたのでしょう。
子どもによって結果に差が出るのは否めませんが、作りたいという欲求には一様に貪欲さを感じました。それを満たしてあげるのが目的の授業って認めてくれないんですかね。