再出発には何が必要で、
2011 年 9 月 5 日 by SIGN
SIGNカホンの製作を休止してからもう2年が過ぎていた。
ということは2年ぶり?
久しぶりに見るこのクランプだらけの姿がなんだか懐かしくも感じた。
無垢板にこだわり、接合にはビスやタッカーを使わず組手にもせず、接着だけで組上げる方法を選んだ。強度を出すための補強材と木と木の融合性の高い接着剤を用いることにより、強度の確保と箱が振動してよく鳴るように。そんなことを考えた選択だった。
その結果、一般的なカホンともちょっと違う独特な音色が生まれた。
今年はプロップスフェスティバルのメンバー有志が、イベント開催までに福島へ現地視察とボランティアをしに行くことになっている。
最初僕も行くつもりでいたが、今回は見あわせることにした。
かつて僕がそんなことをしていた頃と同じ年代のメンバーが名乗りを上げ、今現地との連絡や企画を練っているところ。
どちらもその時、思考能力のすべてをそれに費やしていた。そんなことだからこそ懐かしく思うのか、また懐かしく思った瞬間に再びがなくなるのか。