これが柱カバー、その着色済み
2011 年 1 月 27 日 by SIGN
パーテーションと同じマホガニーを使って、この美容室の入り口の柱を変身させる。
といっても上からこのカバーを被せるのだが。
もともとは黒く塗装をしたアルミの柱で、そこにガラスの扉がついている。道路に面した窓枠などすべてがこの黒いアルミで、本当はみんな木製にしたいくらいなのだという。
以前そんな相談をされたのだが、入れ替えるにはあまりにも大掛かりになってしまい、コストもかかる。と、その時は話は流れた。
だけどせめて一番太いこの入り口の柱だけでも上に板を貼付けることで木のように見せることはできないかと、パーテーションの打ち合わせの時にまた相談された。
たしかにできないことはないのだが、一応屋外ということもあり、耐久性や耐候性などを考えると家具より寿命は短そう。ぺらぺらでは心もとないので、そこそこの厚みでがっちりコの字型に作った。
そしてまた表面を曲面にというご希望があり、手で触れなければ分からなくらいの複合曲面にした。マニアックで有機的な手触り。
簡単に「丸くしてよ」って言うけど、意外と手間がかかる。こういうの得意だからいいけど、追加変更は見積に入ってまへーん。