食が解決してくれるでしょう
2010 年 12 月 23 日 by SIGN
山口県の周防大島にある写真館に、フォトフレーム20枚を届けてきた。
塗装の終わったフレームを眺めていて、乾燥が終わったら金具を取り付け組み立てて、梱包、運送業者に依頼して発送、か。
多分それにかかる時間も半日。今からこの状態で車に積んで走っても同じ時間がかかるとしたら。
冷静に考えれば、同じなのは行きにかかる時間だけで、労力や経費のことは忘れてしまっているし、行けば帰って来なければならない。
でも僕の頭は、その時行くことしか考えられなくなっていた。
こんな状態で次の仕事の図面を書いたりなど絶対にできなかったと思う。行くことの理由や口実などは後付けでかまわなかった。
依頼者は僕の写真学校時代の教え子夫婦だった。彼等の家に到着し、フォトフレームを組み立て、全紙の作品を2枚入れてみた。
相変わらずいい写真撮るなあ、この男。写真館に記念写真を依頼してこんな写真を撮ってもらえたら、お客さんも幸せだ。
それを引き立てる額となって欲しい、と願う。
地元でとれた魚で鍋と刺身と、七輪で焼いたホタテのうまさに圧倒的な破壊力を感じ、夜遅くまでいろんな話をした。
やっぱり行ってよかったよ。
三時間ほど寝て、夜道をまた帰る。
これにかかった経費への言い訳としても、前から行きたかった場所へ立ち寄った。
神戸市にある小学校の通級教室。
そこの先生が写真茶話会始まって以来ずっと参加されていて、来年1月にその学校で神戸市の先生たちの自主研修のプログラムとして、出張で写真茶話会をやってもらいたいという依頼があった。
撮影を含むワークショップをしようと思っていたので、できれば現場を見ておきたかったのだ。
その先生には無理言って休日出勤をお願いして、学校を見学させていただき、内容の打ち合わせをさせてもらった。
午前8時、職員室でその先生の作った目玉焼きとコーヒーを朝食にいただいた。
サンタもやっぱりいろいろ悩んでるようですよ!
移動手段のことや経費のこと、体力の低下にプレゼント代をどう稼ぐか?などなど….
他にも問題は山積みのようです。
用は自分の気持ちと周囲の物事や動向に何かしらの矛盾を感じていて
最終的には自分の気持ちを優先するのか否かという事でしょう。
言い訳や口実は後付でいいと思っている。
できない言い訳を考えるより、やってしまった言い訳を考える方がよっぽど前向きで生産的でかっこいい事ではないでしょうか?
サンタもあなたと同じということでしょう!
わざわざ本当にありがとうございました。
「やってみたい」と思ってから「やれなかった、やらなかったな~」という後悔と「やってもうた!」という後悔?と、「ここはいっちょ、やってもうてから」ということで無理をお願いしました。
う~ん、木工家の邪魔をしてますね。おゆるしを…。
なんとか”木工家”によい影響としてください、ってそんな甘いものではないか…。
uhei-nitoさん、コメントありがとうございます。
銀じ郎さんも。
僕のこういった行動は誰のせいでもありませんし、かっこつけてるわけでもなく、僕自身もどっちがいいとか考えてもいなくて、答えはいつもひとつしか出てこないんです。
ほかの選択肢はそれこそ後付けで、はなから出来レース。
木工家になったのもそんなことからでした。
写真と木工の融合って、もしかするとその二つがよい影響を及ぼす第三の立ち位置があるのかな、あったらいいなと思います。
あります。
励ましのお言葉ではなく本当にあるのだとしたら、できるだけ早く知りたいです。
先生無事帰れたみたいで良かったです。
心のこもった、見ても使っても楽しくなるような額をありがとうございました。
ずっとずっとこばぴーの写真を入れて大切にするね!!
久しぶりに先生と話が出来て、先生の変わらなさがうらやましい程でした。来てくれて嬉しかったです。ありがとー!
思いつきで行動してしまったけど、ほんとに行って良かったよ。
うらやまれるほどの人間じゃないけどね。変わらないことが人としての売りかもね。
親になった二人を見て微笑ましかったです。
こっちに来た時はうちにも寄ってね。