さあ、プロップスの準備をしなきゃ。
あっという間に今月3分の1が過ぎてしまった。
昨日はこの地区の秋祭りだった。
子どもたちを中心に、村人総出でだんじりを曵き、村中の道のすべてを練り歩く。
山の麓のこの村には東西に高低差があり、道は細くうねっている。登り坂はもちろんみんなの力を合わせなければ登りきれず、下りのうねった道も、道幅ぎりぎりに作られただんじりを通すのに、曵き手と舵取りの息を合わせなければならない。そのかけ声は谷に響き渡った。
今年は僕は副団長で、綱を引く列の先頭に立ち、メガホンを持ち、曵き手にかけ声をかけたり、進路や注意を呼びかける役目だった。
子どもからお年寄りまで50人ほど、僕が叫ぶ「そーら引っけー」に応えて復唱する声、太鼓と鐘の音、刈り入れ前の稲穂が光る山村の風景、その中をだんじりはゆっくりと進む、僕の着る法被(はっぴ)には副団長の文字が染め抜かれている。
この土地に来て数年、祭りを運営するようになるとは。
来年は団長として、あのだんじりの屋根の上に登る。
稲刈り前の秋祭りを境に、このあたりの稲刈りは始まる。
僕も仕事に励もう。
わかります。その感覚。
俺も来年は消防団の幹部。
面倒くさいと思えば古くさくて退屈ですが、前向きに考えればなかなか楽しい活動です。
ずっと住んでいく土地に仲間が増えるのがうれしい。
七五三のシーズンになり、作ってもらったベンチにたくさんの家族が座っています。
めんどくさいけど、いいよね。大家族っていうか。
この世界を愛するって大それたことはできないけど、はじまりはこういうことからかもしれないね。
ベンチ、そう言ってもらうと嬉しいよ。
今度そのベンチと同じようなデザインで、スツールを作るつもり。
写真’談話’会、やってるなー。