左脳の情報を右脳でイメージ化するか
2010 年 7 月 28 日 by SIGN
フリーハンドのスケッチから図面をおこしていくと、スケッチでは気付かなかったことが色々見えてくる。
実際の寸法とバランス、構造と強度、接合法や加工法、工程の順序。
スケッチは、都合よく頭の中で変形されたイメージであること。しかしそれゆえに自由な発想が生まれるので、いきなり図面で数字と定規で引いた線に縛られるよりは、その段階を踏むことは大切な気がする。
そしてその落書きのような絵から、一本一本正確な線を引くごとに、その部分を頭の中で作り上げていくような感覚があり、数字や角度を書き込んでいく作業は、その作り上げたものを立体的に見るかのようだ。
最近CADを使ってデザインする人が増えてきたが、僕にはこれのほうが楽しくて、変える必要性を感じない。
紙に鉛筆で書いた線には、製作中、臨機応変に変更できる”あそび”みたいなものがあるような気がする。
それもいいところ。