ミーティング用テーブルのデザインは依頼者の承諾を得ることができ、今週から取りかかることになりそうだ。
シンプルながら機能性を考えたデザインとなった。これに少し依頼者の人柄もプラスしていきたい。
この方は聖書の伝道活動をされている方で、僕がクリスチャンの友人の家具について頭を悩ませているときに出逢った。以来ほぼ毎週、SIGNに訪ねて来てくださるようになった。
デザインのために聖書を調べなければならなかった僕にとっては、不躾な質問にもとてもまじめに答えてくれたり、分からないことがあれば調べて資料を探してきてくださることがありがたかった。
信仰を持つ、持たないに関わらず、聖書を開こうとする人に対して驚くほど誠実なのだ。
多分今の僕では、この方の信仰には近付けないだろうと思う。そういうことを言うとがっかりされるだろうか。
しかし、それを越えて、この方の人柄に触れることは、僕は家具を作るということで可能だと思う。
クリスチャンの友人の家具が中断してから、ほとんど聖書の話はしなくなった。世間話やお互いの仕事の話なんかをして、コーヒーを飲んで。その話の中でテーブルを作って欲しいということになった。
この方にとっても、SIGNは伝道活動中の休憩所みたいになってたのかも。僕は自分が作る家具について熱く語ったりはしたけれど、営業するつもりはなかったけれど。
とにかく、これを仕上げることが、なにかしら友人の家具へのステップであるような気がしている。
午後からは積み木の続き。かなり精度の高い立方体を、結局900個作った。