鉛筆、消しゴム、鉛筆、消しゴム
2010 年 4 月 23 日 by SIGN
美容室のシェルフの図面ができた。
図面を書く作業というのは、頭の中で一度作る、ということだと思う。
スケッチで描いたイメージがプロットだとすれば、図面は全体のフォルム、バランス、細部のディテールをひとつずつ解決していく構築作業だといえる。
線一本引く毎に実際の工程をたどりながら、構造、強度も考慮した接合法や加工法や組み立て、仕上げに至るまでを頭の中で行うのだ。
だから、僕は図面を書くのにパソコンは使わない。紙と鉛筆、三角定規が一番いい。ドラフターや平行定規さえ使わない。引っくり返したり、並べたり、ときにばらまいたりするからだ。
そして、頭の中で立体化するのに、手で書くということは有効である気がする。
今回のシェルフは今まで作ったものの中で最も線が多く、重なり絡み合い、図面そのものが美しい。
実物に出会う日が楽しみだ。
完成が楽しみですね。
かなり重そうです。