長く生きれば生きるほど、ある
2010 年 4 月 8 日 by SIGN
うちで木工教室を受けたいという奇特な人がいて、午前中、その打ち合わせでその人の実家のある桜井市へ行ってきた。
その家の倉庫に15年ほど前に購入したという立派な一枚板が置いてあって、それをテーブルの天板に仕上げたいという。
前に、楠一枚板の天板を作る過程を製作日誌に書いていたのを読んで思い立ったらしい。
今日はそれを一度見て欲しいということで伺ったわけだ。
さて、ここからがややこしい。
この人、実は僕の大学時代の探検部の後輩の旦那さんで、その後輩と同期の後輩が木工仲間の名嘉眞君と知り合いで、その二人共々家族連れでプロップスフェスティバルを訪ねてくれた時に20年ぶりくらいに再会し、その後旦那さんは何度かSIGNにも来てくれて、今回こういうことになったのだが、なんと今では僕より探検部OBたちと親しくされており、定期的にキャンプ等をしているそうだ。
そして、今回テーブルを作ることになったのは、僕の師匠の永田さんがこないだテーブルなどを納めた蕎麦屋さんの店の設計をした設計事務所に、最近購入した家の設計を偶然依頼していて、その新しい家に入れるためのテーブルを自分で作りたいからだという。
さらに、そのさっきの同期の後輩は現在横浜に住んでいるのだが、なぜか奈良の大和郡山のとあるカフェと親密なつながりがあり、そこの奥さんに彼女の描く絵が気に入られ、勧められ、風草木のjunpei君と近々コラボ展をするらしい。と、名前はよく聞くものの今までなぜか行けてなかった、桜井市のマジックマレットでカレーランチをごちそうになりながら教えていただいた。
工場に帰って来て気がつけば3時前で、そういえば昔あるNPOでお世話になった方が管理しているギャラリーがSIGNから歩いて行ける距離のところにあり、そこで今、風草木のjunpei君が陶芸家の人とコラボ展やってるのをさっきの話で思い出し、行ってみた。
じっくり作品を見た後、カフェでのコラボ展のことを聞いてみたら、確かにやるそうだ。その彼女は探検部の後輩だと言うと、junpei君は驚いていた。
時間とか距離とかを、あまりにもぐちゃぐちゃに飛び越えてつながれている節操のなさ。いい加減誰かに怒られそうだ。
世界は一家。人類は皆兄弟。って事でしょうか(笑)
しかし、昨日の隣のテーブルでの会話といい、sign氏の引きの強さには脱帽です。
そう思えって事でしょうね。
常識を麻痺させる良い言葉です。