ひと仕事してから出直します
2010 年 4 月 6 日 by SIGN
例の食卓のデザインが、白紙の振り出しに戻った。
少し聖書を読んで勉強したつもりでいたのだが、やはり信仰の壁が越えられず、これまで最大の手がかりと考えていたダヴィンチがNGとなり、もう一度、大工のイエスから再出発しようと思う。
あるクリスチャンの友人が言うには、聖書は自分が読みたいように読んではいけないという、そこには明白な文脈があり、自分の都合のいいように解釈してはいけないという。
キリスト教という宗教は、聖書のいろんな解釈を生み出し、それによって宗派や異端が多く存在し、その中にダヴィンチもいた。さらに聖書学者や宗教学者、歴史学者に果ては小説家や芸術家、科学者までもが色んなことを好き放題言っている。信仰のあるなしにかかわらず。
イエスの教えを象徴するもののひとつとして、パン種を入れないパンがある。
僕と依頼者との間に、何も混ざってはいけないということ。分かっている、今までもずっとそうしてきたし、それに立ち返るだけだ。
スタートはゼロから。あらためてここから眺めると、ゴールは遥か、遠いなあ。
というわけで、これの次の仕事を先にすることにし、今日は図面にとりかかった。そちらのお客さんだって随分お待たせなのだ。