帰ってきたらかなり腹が出ていた
2010 年 2 月 28 日 by SIGN
境港に行って、水木しげるロードを歩いたら、水木しげるのファンになりそうな、興味がすごく湧いてきた。
点在する妖怪たちのブロンズ像を見ると、彼の描く妖怪たちは三次元的に無理がないことに気付かされる。
大抵の漫画のキャラクターは、立体モデル化すると違和感を感じてしまうのに、彼の描いた妖怪たちは違うのだ。
どの像も、どの角度から見ても、水木しげるが描いた絵に見えるのだ。
そして、どれもかなりメッセージ性が強く感じられる。その存在がすでにひとつの物語になっているかのよう。
水木ファンには申し訳ないけど、妖怪漫画というと子ども向けな気がして、今までそんなに感心はなかった。でも今は、何かを見落としてきた、気付いてなかったという焦りさえ感じる。
直筆の漫画を見なくてはと。
流石Y.B.M氏の感想ですね。
私も5年前の春、真ん中と下の子を連れて3人旅をしたのですが、全く同じ感想を持ちました。造形としての完成度がやたら高いのに驚きです。しかも、親しみやすく面白い。
鬼太郎の取り巻きは、オズの魔法使いや西遊記のキャラクターより良くできていると思います。
直筆漫画もいいですよ。彼の描く妖怪漫画の原点は、従軍中に出逢ったパプアニューギニアの人々の暮らしにあるようです。彼の描く妖怪たちの方は個性的で逆に人間は没個性に描かれているのは、人間に失われがちなものを妖怪に見ているからでしょう。
Saltさんも行かれたんですね。
僕は行くつもりではなかったんですが、近くまで行ったのでふらっと立ち寄ってみたら、まわりの観光ムードに反してというか、かなり本気のオブジェになっていたので驚きました。
現在134体あるそうです。
どんな道であれ、それを追求していった先にその人が何を見るかですよね。
ジャンルの壁に隠されて表出して来ない真実の言葉を聞き分ける耳と、自分が作るものに対しても、それを語れる力が欲しいなと思います。
米子にはちょっと思い入れがありますが、未だ行けずにいる地。水木ロードも行ってみたいな。
「表出して来ない真実の言葉を聞き分ける耳と、
自分が作るものに対しても、それを語れる力が欲しい」
う〜ん、まさにそこ!
そこそこ!URIB◎SSAさん、機会があればぜひ行ってみてください。
その壁のおかげで、観光客のほとんどが、作品を見ずにぷらぷら歩いているだけでした。
往復全長1600m、見応えありますよ。