燃やすものによって早かったり遅かったり
2010 年 1 月 13 日 by SIGN
12坪の工場でこれだけ機械を置いていると、作業スペースはやはり狭く感じる。
組み上がったベンチを作業が進む毎に移動させていると、それだけでひと手間増えている。今回ボリュームもあるので、パーツの多さもあって工場の中をあっちへこっちへ。
今日注文していた柿渋が届いたのだが、塗装の手前で作業を終えざるを得なかった。最近一日が非常に短く感じる。
明日は新年一回めの大学の授業なので、塗装はあさってへ持ち越しか。なかなか先が読めない。
作業があまり進まなかった言い訳にしたくはないが、午前中エホバの証人の人が訪ねてきて、寒風に雪が吹き付けるさなかに来るもんだから、どうぞ中へと入ってもらったら、その人は作業中の家具を見てひとしきり感嘆し、イエスは家具大工をしていたという話になり、職人としてはどうだったんだろうと僕が言うと、その人は「きっと職人としても優れていたに違いないでしょう」と言った。
時間にすれば15分ほどだったと思うが、一日頭の中で尾を引く話だった。
木屑だけでは温度が上がらず寒かったので、午後から一本、ケヤキの薪をストーブにくべてみた。
生木に近いせいかそんなに火力は上がらないものの、ゆっくりと、作業が終わるまで燃え尽きなかった。