今日の作業は腰と目頭にきた
2010 年 1 月 4 日 by SIGN
今製作中の収納ベンチのパーツ、390個のうち290個に鉋がけをして素地調整をした。
数字だけ見ると大変な数だけど、ひとつひとつは小さなパーツで同じ形。
人が見たらなんて効率の悪い、と言われそう。しかしその効果は必ずあると思っている。
そんな今日の膨大な作業を、この村の自警団の先輩である方が、まだ正月休みだからと手伝ってくださった。
僕はこの村に引っ越してきて、1年目から自警団に所属している。そこで知り合った方々のおかげで、この短期間のうちにこの土地に馴染むことができた。
いろいろ時間や労力をとられることはあるけど、この素晴らしい環境の中で、大家族で住んでいる安心感みたいなものを感じる。
人や自然が愛おしく、守りたいものがあると感じる要因は、やはりつながりや関わりではないだろうか。大きなものや遠くのものである必要はなく、まず自分の身近なところにつながってみる。そのために近距離のものに対して「身近」と感じる感覚も必要で、それはどこかを「開く」とか「許す」といった感覚ではないかと思う。
明日も休みだから、とまたその方は今日の続きを手伝いに来てくださるという。