念願の木製ベンチバイスを自作した
2009 年 10 月 21 日 by SIGN
壁面ハンガーの納品が来週になり、仕事もひと段落したので、以前からやりたかった作業台の改良をしてみた。
最近の作業で、特に摩擦系作業でよく使うようになったバイス。今までは小さなバイスを作業台に2台クランプして、材料の形に合わせて固定していたのだが、作業性が悪く、もう少し大きなバイスを買おうか、自作しようか迷っていた。ホームセンターやネットでもいろいろ探してはみたが、なかなか思うような物がなく、やはり自作するしかない。
で、出来上がったバイスがこれだ。
パイプクランプとしてはちょっと使いづらかったIRWINのクランプを活用した木製ベンチバイス。
締め付け自体はパイプクランプなので、いくらでも自由が効き、材料の厚みに合わせてパイプの長さを調節して、厚み500まではさめるようにした。パイプを交換すればそれ以上でも可能、といってもそんなケースは少ないだろうけど、組み立てとか張り合わせ、はぎ合わせにも使えるかも。組み立てた椅子を宙に浮かせて、なんてことも可能なのだ。
全幅は作業台の幅で1040あり、パイプからパイプまでは900あるので、幅の広い物でも広い範囲でクランプ出来る。さらに2か所でクランプするため、角度をつけた締め付けも可能。
そして本体がパイプクランプなので、簡単に分解、取り外しが出来るのも便利。特にIRWINはハンドル側がワンタッチで外せるので、邪魔になる時は外して作業もさほど面倒ではない。
作業台の天板とツラになっているジョーは何かと便利そう。手前のジョーは持ち上げると5〜6ミリ上がるので、鉋がけの時にも役立ちそうだ。
早く使ってみたいな。
このバイスを取り付けるにあたって、ついでに天板もひと皮削った。4年分の傷と汚れと。
生まれ変わった作業台。道具はやはり増え続ける。