走行200kmでカホン4台を売る
2009 年 6 月 27 日 by SIGN
午前中カホン2台を持って、大阪へ。おととい問い合わせのあった音楽サークルの女性のところだった。
その音楽サークルの参加者の方数名と、ヘルパーの方。お話で聞いていた車椅子の方もその中にいた。
駅前のビルの一室を借りてくださり、持っていったカホンのお披露目をした。
一番気になっていたのが、車椅子の彼が僕のカホンを気に入るかどうか。また、僕がイメージしていた叩き方を無理なく出来るかどうかだった。
だがその心配はすぐに解決されてしまった。彼はカホンを見るなり感激し、サークル主宰の女性がカホンと僕を紹介するや、その女性と抱き合って喜んでくれたのだ。また、叩き方などを説明し、実際に触れてもらうと、音が鳴る毎にうれしそうで、僕もこれを持ってきて良かったと心からうれしくなったのだ。
それに最初に一度名前を紹介されただけだったのに、すぐに名前を覚えてくれて(ゆあさってなかなか聞き取りにくい名前)、ずっと「湯浅さん湯浅さん、」と話しかけてくれる。楽器って触れるだけで人を豊かにするんだな。カホン休止、ちょっともったいない気がした。
そして、今回声をかけていただいた女性にも一台。それは雅魚くんのカホンの音に感動したという彼女のために、残っていた最後のソフトトップ(打面)、Kakishi-Vだった。これだけは自分用にとっておこうと思っていたが、こんな機会に使ってもらわなければ、と手放すことにした。それに触れて歓声をあげる彼女と、そこにいたみんながその音に驚くのを見れば、もう何も言うことはなかった。
車椅子の彼と、帰り際握手をして、練習してうまくなったら演奏会に呼んでね、と約束した。
その後奈良へ戻り、注文していたガラスを引き取りにいき、その足で友人が手掛ける現場へ戸棚の納品。今から向かうという電話で、その家の施主さんがカホンに興味があるというので、ミニとVを一台ずつ持って来てほしいと言われ、こないだ作ったばかりのミニとメイプル-Vの一番派手な木目のを持っていった。
なんとそれ、どちらもお買い上げいただき、今日はカホンの営業日、走行200kmを越えた。