なかにはそんなやつがいたっていいでしょ
2009 年 6 月 7 日 by SIGN
丸山祐一郎さんと、こやまはるこさんが昨日奈良でコンサートをされたので、またお手伝いに行ってきた。
今回のコンサートは、虹のHoshiプロジェクトという全国縦断ツアーで、九州から北海道まで、広島原爆の残り火「平和の火」をハクキンカイロに入れて持ち歩き、それぞれの会場でその火を灯していくという、平和をテーマにしたコンサートである。
そこにはもちろん、丸山さんがいつもコンサートで話される水の話や「水カンリンバ」の演奏もあって、水は清き「ふるさと」を全員で合唱するシーンもあった。
そしてなにより素晴らしかったのは、この日は丸山さんの長年の夢だった、旅のエッセイと写真を集めたCD付きの本が発売される日だったこと。丸山さんと出会ってから過ごした僕の時間の中に、重なる記憶がこの本の中にはいくつもあって、僕もこの本の出版を心待ちにしていた一人だったからだ。
しかし、
コンサートが終わり、ホールの片づけ、楽器の搬出をし、みんなで丸山さんとはるこさんを囲んで記念撮影して…..本を買った人にサインしている二人…..を見ながら、なんだか、
その大切な火よりも、水よりも、虹よりも、世界平和よりも、丸山さんとはるこさんが無事、旅を終えられることを祈っていた。
なかにはそんなやつがいたっていいでしょ、丸山さん。