たとえ同じものを作ることになったとしても
2009 年 4 月 17 日 by SIGN
ここ数日、ずっとスケッチと図面と格闘していた。
やっとデザインが決まった。そんなデザインも、特に奇抜なものではなく、完成してみれば普通と思われるような形になっている。そんなことだってある。
しかし、ゼロからそこまで持っていくということは、どこにもない、誰も見たことのないものを思い描くということは、本来オーダーメイド家具製作において、一番の重労働に値する作業なのだ。
一点ものを作るというスリルは、浮かんでくるアイデアに不可と評価したり、モードに合わせたり、先人のコピーを作ることで回避できる。
もしそれを存分に味わいたいなら、スタート地点はゼロからだ。