僕の方こそほんとは誰かに習いたいくらい
2009 年 3 月 2 日 by SIGN
ちょうど一年ぶりに、「SIGNの木工教室」が今日スタートした。長期滞在者はこれで3人目。
木工を教えるプロの人が開いている木工教室に通っていた人なのだが、独立しようと思い立ち、うちへ。
なぜそのままその先生のところで修行しないのだろう、と普通なら考える。話を聞けば、その先生はいろんなところで木工の講師をされている方らしく、その教室で購入したという手道具その他を見せてもらうと、かなりしっかりした教え方をされているのがわかる。それを、なぜ。
僕のようなものを作りたいというわけでもないらしく、自分でもまだ何をという思いも定まらず、僕の所へ来た一番の理由は、やさしそうだったから、という。
話の前後からすると、そんな変な意味でも、彼が何か問題を抱えているわけでもなさそうで、単純に僕をそのように評価したらしい。
それはプラスと捉えていいのだろうか。職人や芸術家、はたまた商売人としてなら、逆にマイナスのイメージがある。それなら教える立場の人間として、そう評価されたのか。
そういうことであれば、ちょっと言い過ぎかもしれないが、確かに僕の中には逆らい難い流れがあるように思う。
実は、今年からとある大学で、非常勤講師として木工を教えることになった。そんな話が転がり込んできた。木工を教えるプロになりたいわけではないので、あの先生のようにはできないだろうけど、僕が木工を通して伝えられることを考えていこうと思っている。
どうも最近いろいろと、命令調で「やれ」と言われているようで、もうちょっとのんびりやらせてくれよと思う。