修業中の作品にちょっとはにかむ
2009 年 1 月 21 日 by SIGN
去年から頼まれていた仕事を今やっている。
気持ちとしては、次々に片付ける、だ。
僕が修業時代に受けた仕事で、まだ師匠のところにいるときに、知り合いからの依頼で、結婚式場のチャペルベンチを作ったことがあった。それをずっと使っていただいていて、補修もさせていただいたりしていたのだが、今回ちょっとだけ改修というか、ベンチの背中に棚をつけるという注文だった。
久しぶりに見ると、恥ずかしくなるような物だが、あの頃の、分からないなりに奮闘した跡があった。技術的には未熟そのものでも、今と違い合理化といった手の抜き方をしていない。今の僕が手を付けていいのかとためらうくらいの神聖さも感じる。
先日とある家具屋さんのサイトで、僕が尊敬し憧れている木工家の代表的な椅子に、かなり影響を受けて作られたと思われる作品を見つけた。
その家具屋さんのやり方というのは、僕が最近思い描いていた、こうなれればいいなというイメージそのものであったが、すでにやっている人のその有様を見ると、ちょっと寒気がした。
こうなってはいけないのだと。
僕も彼も憧れているその木工家の、思想や生き様を目標にしたとしても、似たものを作ることでそれが達成されるわけではないのだ。
歯ぎしりしながらも自分で答えを出さなければ。修業中のあのころのように。
今気付かせてもらえてよかった。
ボサノヴァを演奏してても同じです。ジョアン使用のギターで、ポルトガル語も発音ばっちりで歌っても、それは全く別物。
皮相的に模したもののは、本質的には最も似ていないのです。
本当のオリジナリティーというのは、決して独りよがりなものではなく、きちんと伝統や原理・法則をふまえたものであるはずです。普遍性を備えていて、それでいて新しい。
口で言うのは簡単ですが、非常に難しいことです。ものを作る人たちは、誰しもそういうものを求めているのだと思います。
さて、写真塾。開催おめでとうございます。
ハートに火をつけてしまいましたね。私は謝るべきなのか。それとも感謝されるべきなのか・・・・
とりあえず、私からは、ごめんなさい。そして、ありがとう。
銀治郎氏、彷徨坊主氏は参加されると聞いています。私自身はまだ微妙なんですが、出来れば顔を出します。
Saltさんにそう言っていただけると、ほんとに勇気が湧いてきます。
探求あるのみですね。
写真塾ねえ、火がつきましたよ。そして、つっちゃんさんに煽られて。いや、煽られてと言うより、ひどいんですよ。またお会いした時にお話しします。
ん?煽られて?そんな覚えはない! …茶化しただけ。。。(笑)
ひどい?ボクが?とんでもない! …「愛」ですよ。。。(爆)
ま、ボクの言動と情報は気にせず、真っ直ぐに歩いてくださいませ~♪
ね、ひどいでしょ。
「愛」をこめて「茶化した」ってことですね。
茶化す…茶カス……
茶話会行けねぇ。。。
お二人とも、コメントする度に名前を変えるといちいち承認待ちになりますので。
写真茶話会、ちょっとこれから面白くなりそうです。今回は行けないけど、という人の中にすごいゲストが。
お楽しみに。
多分、茶話会の日、時間作って壁際から覗きに行かせてもらいます。
ゲスト楽しみです。
作りたい木工作品の件もありますし。
junpeiくん、なんで壁際から?
ゲストについての発表は当日します。
それと今回の主役はまみんさんですから、花の撮影を軸とした基礎の話になると思います。