西光祐輔がSIGNに来た
2008 年 11 月 6 日 by SIGN
こないだ大阪でやっていた写真展をのぞきにいった時、あまり時間がなかったのに世間話程度しかできず、お互いなんとなく不足感を感じていた。
作品の感想などはメールしたが、どうもうまく伝わっていない様子で、写真展終わってからこちらに会いにくるということだった。
東京在住の彼は、大阪の友人に車を借りて奈良までやってきた。
今さら僕も写真家に意見をするような立場ではないが、その世界に一時身を置いた人間として、次の世代にかける期待は大きいし、もっと新しいものが生まれてきて、現状を破壊し、写真がより高くそして広くアートとして認知されることを願っている。
確かに、西光や梅はその線上にいると思っている。
彼等を応援することは、木工家としての自分との間に矛盾を生まないか。その答は彼等とアーティストとして対当であることにあるような気がする。彼等が写真で世に何かを叫び続けるのであれば、僕もまた家具で。そうでなければならない。
薪ストーブの前で、たった一杯のコーヒーと、一箱ずつのたばこで、6時間。
きっとそこらのギャラリートークショーでは聞けないような話をして、西光は帰っていった。