旅の音楽家、丸山祐一郎さんからテープと譜面が送られてきました。
開いてみると、ごちゃごちゃっと書かれたタブ符のようなもの、暗号のような数字。そして「イパネマの娘」の楽譜が入ってました。
これじゃ初心者にはわからないよ、と思いながらテープを再生すると…
「こんにちは、湯浅君。PACEのカホンありがとうね…ボサノバギターのレッスンをするよ」なんと、これは丸山さんのギター教室の教材ではなく、僕のためにわざわざ録音してくれたテープだったのです!
20分間、目の前で僕に語りかけるように基礎練習と課題を解説し、ぴったりテープの時間内でおさまっていました。すごい。
で、これはやるしかないな、と思っていたら、池本さんのプロデュースで奈良のNZカフェでボサノバのライブがあったので聞きにいったら、これがまたかっこよくて、Uribossaさんていうんですけど感激して話し掛けたらえらくまたいい人で、カホン作ってるんですと言ったら、「今度遊びに行くよ」と言ってくれました。
ボサノバの演奏でカホンを使う人が増えてきたそうです。
で、ギター買おうと思ってるんですけど、どんなのがいいですか。と聞くと、
「ボサノバやりたいなら、あまりいいのは買わない方がいい。せいぜい6万円くらい。それ以上だと鳴り過ぎてダメ。実際現地のギタリストが使ってるブラジル製のギターって、家具屋の君が見たら、雑な作りでびっくりすると思うよ。」
といって、おすすめの国産の量産ギターメーカーの名前をいくつか教えてくれました。
量産品でいいんだ…
てっきり僕は気合い入れてスペイン製とか国産でも手工ギターがいいのかな、と思っていたら、「クラシック弾きたいの?」と言われ、いやはや楽器とは不思議です。
さらに、「新品買うの?中古をオークションで買ったら?」うーん、そんなもんなのかボサノバって。力の抜けたあの風に流れるような音楽は、楽器を選ぶとこまでお気楽。
というわけで、Uribossaさんに言われたメーカーの6万円クラスのギターを探すと、あったあった。試しに入札っと。え!?簡単に落ちた…8,750円
世の中って。
いいことあったし、今月はカホンいっぱい作ろうっと。